人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

イエローサブマリン

普段レンタルしているCDのリクエストのほとんどが私のものだが、ある日ダンナからリクエストが入ったのだ。

いつぞや、ビートルズのレコードジャケットのガチャガチャで「ハズレ」と言ったのは、イエローサブマリンであった(笑)これをリクエストしたダンナ自身も「つまんない映画だよ」と言っていたはずだが・・・?

     

 監督:ジョージ・ダニング

 キャスト:サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

 

 

海の底にある楽園ペパーランドが、ブルー・ビーニーズに侵略された。

窮地を救うため、地上へと助っ人を呼びに行く指揮官のフレッド。フレッドはビートルズの面々をイエローサブマリンに連れてペパーランドを目指すが、摩訶不思議な深海の世界に迷い込んでいく。

そしてやっと戻ったペパーランドでは、ブルー・ビーニーズとの戦いが待ち受けていた。

 

・・・などというストーリーは一応あるが、これはアートを魅せる作品である。時代柄か、サイケデリックで支離滅裂な世界観は、まるでダリ。デジタルアート展を思い出した。

どの瞬間も、芸術的だ。そんな瞬間が1本の作品として繋がったものが、イエローサブマリンではないか。

私はドラッグをやったことがないが、もしかしたらこんな世界なのではないかと想像する。

飲みながらボーッといつまでも観ていたい。

 

しかしだ。知らずに「映画」として観てしまったとしたらどうか。これは間違いなくハズレだ(笑)アートとしても人それぞれ好みがあることを考えると、評価はなかなか難しい。

画集があったら欲しいがDVDはいらないかな?そんな作品である。

 

ぽ子のオススメ度 ★~★★★★★

ダンナのオススメ度 ★★★☆☆