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そしてまた、金曜日だ。ただの金曜日ではない。脱したのである。
投げやりで、具合も悪く、飲んでばかりの最悪の二週間であった。
体調が整っていることが、一日を充実させる最低条件だと思う。
ところが飲んでばかりいたのである。二日酔いで体調は悪い。それをごまかすために、また飲むのだ。
気持ちも荒む。どうにでもなれ、というヤケクソで、飲むことへのハードルは下がる。
こう書くと、思考はアル中そのものである。日曜日に脱アル中プログラムとして、デイキャンプをしたのだった。
これもまた、危険な賭けでもあったのだ。「おつかれ会」かなんか言ってまた飲んでしまうリスクをはらんでいる。
ところが家に帰った時に欲していたのは、風呂とパジャマであった。成功した。
これを繰り返し、デイキャンプとパジャマの関係をより強固にしていくこと。アル中への処方箋だ。
どこかで一度、強い意志を持って仕切り直さなければと思っていた。それは月曜日がふさわしい。二日酔いのない月曜日。
そして今週、金曜日の今日まで、飲まずにやってきたのである。
久し振りにスケジュール帳を開いた。
止まっていた色々なことが動き出す。
悪くない。
お酒と引き換えに、色んな物事を進めることができた。それは自分の誇りのようなものを取り戻す作業でもあった。
気持ちがいい。
夏は危険な季節だ。
体調を崩しやすく、お酒も飲みやすい（笑）
でも今日の気分はとてもいい。
これを忘れないようにしたい。
