人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ひとり反省会

もう本当に、日曜日は飲まない。月曜日の不調がシャレにならん。

なんだってあんなに意志が弱いのか。ゲームが予定より早く終わったから飲んじゃうとか、ギャグか。

実際には少しばかりの葛藤はあったが、ダンナと揺さぶりかけ合ってるうちに共倒れした。

この日曜日にも、食べきれなかったつまみが残っているという誘惑があったのだ。

このままでは、つまみっぺーものが残っている限り、毎週誘惑と戦わなくてはならない。

ときに私のYouTubeのお気に入りに、スイスで生活している家族のチャンネルがある。

彼らは朝ご飯にパンとチーズとハムを食べていた。つまみだ。しかし彼らは飲んでいない。

私達は来週から、スイス人になる。いぶりがっこチーズだろうが、オリーブのマリネだろうが、ほたるいかの沖漬けだろうが、朝ご飯に食べられるような精神力を持つ。それが脱アル中への第一歩だ。もう我が家には、「つまみ」などというものは存在しない。全て「食材」だ。朝から食べられるおかずである。

 

「つまみ残ってる問題」はこれで解決したとして、ではダブついた時間はどうするか。

アル中に暇は大敵だ。何なら暇を作ろうとするぐらいなのである。やるべきことはたくさんあるのに。

しかし酒を飲むのとやるべきことをやるのと天秤にかけて、どちらが重いかは一目瞭然。なにこの「やるべきこと」という言葉のつまんなさは。やりたくないっつーのよ。

じゃあやりたいことはないのか?

これが不思議なことに、酒を前にするとそんなにやりたくもなくなってくるのである。

やりたいこともない、時間ばかりある、暇だ、どうしよう。・・・危険な状態だ。

予定では、夜は家で映画を観ることになっていた。なぜこの予定を繰り上げないのかと言うと、映画の供であるマックが、まだ倍マックの時間になっていないからであった。

アル中脱却がかかっているのだ、もうそんなこと言ってないで、ハンバーガーの個数を倍にするなり、ケンタにするなり、何ならピザでも牛丼のテイクアウトでも、食べたいものを食べればいいではないか。

飲まないことが、第一。今はリハビリ期間なのだ。一時的なものだ。アルコールを遠ざけるための、代替が必要なのである。多少高くついても、飲むよりいい。

日曜日の飲酒が奪うものは、日曜日の時間だけではない。むしろ深刻なのは、月曜日だ。あまりの辛さに最近は、迎え酒の誘惑とも戦う羽目になっている。

 

もうこんな生活から足を洗いたい。

それでもまた、日曜日に飲んでる自分が簡単に想像できてしまうのだ・・・・・・。