人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

金曜日の備え

土曜日はビヤガーデン。

日曜日はバンドの飲み会。

今週も深酒が続くことが分かっていた。

もう疲れたEE:AEB87

でも酒は飲みたい。

ビヤガーデンも飲み会も楽しみなのだ、そこに節制の文字はない。

「・・・金曜日、飲むのやめようか。」

金曜日。

休日に入る前の開放感、翌日早起きしなくていいという自由。

こんな日に飲まない選択肢はなかったが、もういい加減飲み疲れた。

自分でも意外なほど、その提案がしっくりきたのだ。

しかしだ、この解放感、自由の前に、酒の誘惑から逃れられるだろうか。

飲みたくなくなるような、もしくは飲めないような状況を作り出すしかないだろう。

「夜の散歩でもしようか?」

我ながらいいアイデアだと思ったのだが、「いや、徒歩はまずい、飲もうと思ったら飲めちゃうから。」

「じゃあ車でどこかに出掛けちゃおうか。」

備えはアル中レベルである。大真面目だ。本当にこうでもしないと、飲んでしまいそうなのである。

「ビリヤードでもやりに行く?」

「スポーツとか。」

ダメだダメだ、心地良い疲れの後に欲しいもの、家に帰ってからが危険だ。

となると。

「もう食うしかないか。」

そうなのだ、食べ過ぎてお腹がいっぱいになると、飲み物が喉を通らなくなってしまうのだ。

その上かったるくなり、寝てしまう。

だらしない限りだが、3日間飲み続けるよりはいいだろう。

近所の食べ放題が、候補に挙がっている。

ディナータイムは割高だからといつも避けていたが、それでも飲むよりは安い。

さて、酒のない金曜日を乗り越えられるか。

まずは食べ放題に備える。