土曜日はビヤガーデン。
日曜日はバンドの飲み会。
今週も深酒が続くことが分かっていた。
もう疲れたEE:AEB87
でも酒は飲みたい。
ビヤガーデンも飲み会も楽しみなのだ、そこに節制の文字はない。
「・・・金曜日、飲むのやめようか。」
金曜日。
休日に入る前の開放感、翌日早起きしなくていいという自由。
こんな日に飲まない選択肢はなかったが、もういい加減飲み疲れた。
自分でも意外なほど、その提案がしっくりきたのだ。
しかしだ、この解放感、自由の前に、酒の誘惑から逃れられるだろうか。
飲みたくなくなるような、もしくは飲めないような状況を作り出すしかないだろう。
「夜の散歩でもしようか?」
我ながらいいアイデアだと思ったのだが、「いや、徒歩はまずい、飲もうと思ったら飲めちゃうから。」
「じゃあ車でどこかに出掛けちゃおうか。」
備えはアル中レベルである。大真面目だ。本当にこうでもしないと、飲んでしまいそうなのである。
「ビリヤードでもやりに行く?」
「スポーツとか。」
ダメだダメだ、心地良い疲れの後に欲しいもの、家に帰ってからが危険だ。
となると。
「もう食うしかないか。」
そうなのだ、食べ過ぎてお腹がいっぱいになると、飲み物が喉を通らなくなってしまうのだ。
その上かったるくなり、寝てしまう。
だらしない限りだが、3日間飲み続けるよりはいいだろう。
近所の食べ放題が、候補に挙がっている。
ディナータイムは割高だからといつも避けていたが、それでも飲むよりは安い。
さて、酒のない金曜日を乗り越えられるか。
まずは食べ放題に備える。