人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

心躍る週末の憂鬱

不安だ・・・。

 

 

これから週末に入るというのに、楽しみよりも不安のほうが上回り、平日よりも気分は重い。

金曜日の今夜は近所で飲み、土曜日の明日は合唱の練習、日曜日はバンドのスタジオ練習となっている。

これだけなら問題ない。いつもの週末であり、3日間酒浸かりの休日だ。

 

しかしだ。

明日は11時に実家に行かなくてはならなくなった。

二日酔いの11時。

世間には単なる休日のお昼前かもしれないが、私には「病人の午前6時」である。き、キツい。

 

そして日曜のバンド練は1時から、これは毎回同じで毎回二日酔いで、辛いっちゃ辛いが、慣れた。

念のため、二日酔いに慣れたのではない、二日酔いで練習に行くことに慣れたのである。気持ち悪い頭が痛いなどと言いつつも、休憩にはワインなど飲んだりしているのだろう。

そりゃできればたまには二日酔いなどしないで行きたいものだが、金曜の夜を取れば土曜の朝がダメになる、土曜の夜を生かせば日曜の朝が死ぬのである。

私は夜を選んでいるのだ。致し方ない。

 

まぁ一中バンドの練習は、飲酒込みなのだ。飲み始めてしまえば全てハッピーに収まるのである。そこまでの問題だ。

しかしだ。翌日の月曜日は、母を立川に連れて行かなくてはならない。

た、立川・・・。二日酔いで立川・・・。

 

さすがにそれはキツい。

立川までどのようにして行くのかというと、まず自転車で実家、実家からバス停まで歩き(遠いのだ)、バスで花小金井駅、小平駅で乗り換えて玉川上水駅、玉川上水で乗り換えて高松という聞いたこともない駅で降りなくてはならないのだ。

くどいが、ただ行くのではない。二日酔いで行かなくてはならないのである。

 

つい昨日、二日酔いで少々寝坊したが、朝思ったこと。

「地獄」だ。

二日酔いは地獄である。

こんな状態で立川まで行くのか、と、まだ木曜日の朝だというのに非常に暗い気持ちになった。

 

このままだと地獄は確定だが、実は比較的マシな地獄にする方法はなくはないのだ。

二日酔いが軽ければ、地獄度はグッと下がる。

しかし酒量をコントロールするのが難しい以上に、二日酔いをコントロールするのは難しいことである。

ウコンだヘパリーゼだは所詮気休めで、全面的に頼るのは危険だ。

牛乳を飲めだとかしじみ汁だとかもそれはそれで何らかの助けにはなっているのかもしれないが、結局飲む量がコントロールできなければ、何者も助けにはならないのである。

そして私は飲む量がコントロールできない。

できないばかりか、酒の作用で、できたつもりになっている事もある。

なので、私のような酒豪には、予防はアテにできないのだった。

 

ではどのようにして二日酔いを軽くするのか。

バカバカしいが、二日酔いを軽くするのは二日酔いなのである。

 

毎週アホほど飲んでで気づいたのだが、二日酔いで無理して飲む酒は、飲む量ほどに効かないようである。

それに気づいてからは、大事な用がある前々日にアホほど飲み、前日を二日酔いにするように計画するようにしている。

大事な用事が翌日に控えていようとどうせ酒は飲んでしまうのだから、うまく二日酔いを前日に持って行き、次の日の二日酔いを少しでも楽にしようというのである。

 

この作戦を今回も使おうと思ったのだが、しかしどの朝も二日酔いにはキツい日ばかりである。困った。

月曜の朝を楽にするなら日曜日の二日酔いが理想的なのだが、慣れたとはいえ、二日酔いで小川まで行くのはやはり辛い。その後バンドの練習が5時間だ。

 

「飲み過ぎなきゃいいだけなんじゃ・・・。」

そんなことは良く分かっている。

そして、そんな事ができた試しはないじゃないか。だから困っているのだ。

 

まずは明日の11時に実家だ。

金曜日だが、気分は晴れない。