人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

宅飲みをミュートする

ステイホームだ、酒飲みには厳しい期間であった。

何とか工夫をしてしのいできたが、何しろ酒である。家飲みでも、思いもよらない事態が起こることがある。

翌日、その失態に身もだえした。

酔っていたのである。

酔ってなければ、あんなことにはならなかった。

 

あの日も明るいうちから飲み始め、夕方にはもうすっかり出来上がっていた。

そんな頃にはテーブルのスマホから懐かしい曲なんかが流れており、それがまた酔いを一層加速させるのだ。

気持ちがいい。

つい口ずさむ。すると今度は「歌う」という新しい快感が訪れる。

声のボリュームは、どんどん上がる。

とうとうカラオケ大会と化し、ダンナと順番に大声を張り上げて歌っていたのだ。

あとで気が付いたが、窓が開いていた(笑)

 

ご近所に全開だ。私はしばらく顔見せできず、誰にも会わないよう時間帯を工夫して外出するようにしていた。

恥ずかしい。

こんな歳にもなって、大声で歌を歌いまくっていたのである。

 

「・・・でも、気持ち良かったよね・・・。」

酒もダメ、カラオケもダメ、なのでつい、噴出してしまったのだ。

「またやらかしそうで怖い。」

実は、初めてのことではないのだ。時間がべらぼうに長かっただけで。

防音を施せれば問題は解決するが、このリビングを防音仕様にするのは現実的ではない。

 

そこでふと、思い出したものがあった。以前バンドのLINEでやはり防音の話になり、「こんなのあるよ」と教えてもらったのである。

ボーカル限定だが、要は口をカバーして声を漏らさないようにするアイテムである。

確かそれは単なるミュートのためのカバーだったが、その進化系のものを購入。

 

シールは自前です(笑)

 

マイク、イヤホン付きで、スマホに繋げられるのだ。YouTubeのカラオケ動画に合わせて歌うことなんかもできる。

マイクは2本まで繋げられるので、二人までは音源を共有できるようになっている。

ただしマイクは、生声に負けて割れてしまう(笑)

しかしそれほど大きな声も、しっかりミュートしてくれるのだ。思いのたけ大声を出して歌ったのであった。

 

そう、早速この週末は歌いまくりだったのだ。

宣言は解除になったが、自粛はまだまだ続きそうである。

無駄な買い物には、しない。