法事であった。
七回忌である。
もう大掛かりなことはせずに、会食だけで故人を偲ぶことにしたのだ。
ダンナの母方の親戚だ。
私は法事以外に会ったことはなく、全くと言っていいほど接点がなかった。
なのでこの「会食一点絞り」は、「それだけ」といっても「それだけ」なだけ、高いハードルになってしまった。
沈黙が恐ろしい。
場が和むよう、会話を途切れさせない。
何話したらいいんだろEE:AEB64
このような大切な席であったので、二日酔いで台無しにしないよう、二日前から体調を整えておいたのである(二日酔いが前日に行くように。)
果たして法事は無事に終わった。
法事に成功・不成功があるとしたら、成功したと言っていいんじゃないか。
選んだお店は料理も美味しく好評で(お通しのお皿が、うちの猫の水飲みと同じでブブッとなった)、会話も弾み、みなさん良く飲んでくれた。
2時頃に現地で解散すると、さて私達はどうする?
私達は、軽く酔っていた。
酒飲みが、軽く酔っているのである。大都会の真ん中で。
「せっかくだから、新宿で飲んでいくかEE:AE5BE」とまぁ至極当然の流れである。
つくづく、新宿の飲み屋に疎いと痛感する。
私達はワイン、それもたっぷり飲みたいのでボトルワインを飲みたいのだ。安く。
お腹は膨れているので、ワインさえ安く飲めればいいのである。つまみなんか、ジャンクでいい。
しかし、それを店の外観から判断することは非常に難しく、かと言ってネットで調べても果てしがない。
たまたまメニューが表に出ていた養老乃瀧が安めだったので、そこに決めたのだ。
いい子にしていた反動だ。サクッと一本空いた。
「もう1本行くかEE:AE5BE」
う~ん、安いと言っても、1本2千円だ。2本飲んだらワインだけで4千円である。なんだか馬鹿馬鹿しいような・・・。
「じゃあ地元に戻るか。」
「ポポラのハッピーアワーが半額!」
「そうしよう、そうしようEE:AE5BE」
こうして2本目のワインを目指して、久米川へ。
ポポラではカラフェで注文したのだが、1本頼んだところ、間違えて2本持ってきてしまったのだ。
いい、いい、どうせ飲むから置いてって。
かくしてひとり1本のカラフェが空く。
実は久米川に戻ったのには、ちょっとした目論見があったのだ。
カラオケ行きたいw
単純に歌が歌いたいのもあったが、ライブの練習をしたかったのもある。家で大声出して歌う訳にはいかんので。
で、カラオケだ。飲み放題。もうどれだけ飲んだか分からん。練習になったのかどうかも分からん。
とにかく2時間で完全に出来上がり、歯止めが効かなくなっていた。
もっと遊びたい。
誰かに会いたい。
誰か酔っ払っている人に会いたい。
この時間に久米川で確実に酔っ払っているだろう人物と言えば・・・。
バンド仲間のスーさんと合流。
お店にはPの常連、懐かしいジャニスさんもいて、一緒に飲んだのだ。
でももう、この辺から記憶ほとんどないのね。
このあとフィリピンパブみたいなところに連れて行ってもらったのは辛うじて覚えているが、それだけである。あとは何も思い出せない。
そして朝だ。
どうしたことか、体中あちこちが痛いのである・・・・・。