人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

失敗体験

最後のライブは2019年と書いたが、2020年にもリハをやっていた。ライブの記録がないから、恐らくコロナ禍で中止になったのだろう。

そんなんで4年ぶりのリハである。

新曲は1曲。補欠を入れても2曲だ。気は楽だった。カラオケだが練習もした。

この4年の間、私なりに歌について色々考え、学ぶこともあった。バンド活動は停滞したが、歌は止まらず続けていたのである。4年分前進しているはずだ。どう歌うか、自分の中に選択肢すら持っていた。

そしてもう、酔っ払って歌うのもやめにした。

緊張をほぐすぐらいには飲むが、酔った勢いで歌うのはやめる。自分を、声を、コントロールできる状態で歌いたい。

こうして挑んだリハだったのだが。

 

散々だ!

 

思い返せば、原因は色々ある。

やはり急に飲まずに歌ったので、精神的にも肉体的にも準備不足で思ったように声が出なかった。そこですっかり調子が狂った。

カラオケでの練習の弊害。

カラオケ慣れしないよう、エコーは切りマイクの音量は控えめにするなどして、わざわざ悪条件にして歌っていたのである。それでもやはり、カラオケ慣れはしてしまうのだろう。いつもと違う感満載で、コントロール以前の問題だ。まともに歌えない。

ここで私の頭も喉も、軽くパニックを起こしたようだ。「そもそも歌とは」という歌い方すら忘れ、とにかく力押しで出した。いかんやつ。

結果、とうとう高音が出なくなった。

こんなことは初めてである。AC/DCですら、疲れはしたが歌い切ったというのに。

 

こいつはまずいことになった。

とにかくまずは昨日の喉のダメージを癒し、もうカラオケでは歌わないことにする。

それだけで解決するのだろうか?

成功体験を重ねなくては、それは酔って気持ち良く歌うということなのだろうか・・・・・・。