最後のライブは2019年と書いたが、2020年にもリハをやっていた。ライブの記録がないから、恐らくコロナ禍で中止になったのだろう。
そんなんで4年ぶりのリハである。
新曲は1曲。補欠を入れても2曲だ。気は楽だった。カラオケだが練習もした。
この4年の間、私なりに歌について色々考え、学ぶこともあった。バンド活動は停滞したが、歌は止まらず続けていたのである。4年分前進しているはずだ。どう歌うか、自分の中に選択肢すら持っていた。
そしてもう、酔っ払って歌うのもやめにした。
緊張をほぐすぐらいには飲むが、酔った勢いで歌うのはやめる。自分を、声を、コントロールできる状態で歌いたい。
こうして挑んだリハだったのだが。
散々だ!
思い返せば、原因は色々ある。
やはり急に飲まずに歌ったので、精神的にも肉体的にも準備不足で思ったように声が出なかった。そこですっかり調子が狂った。
カラオケでの練習の弊害。
カラオケ慣れしないよう、エコーは切りマイクの音量は控えめにするなどして、わざわざ悪条件にして歌っていたのである。それでもやはり、カラオケ慣れはしてしまうのだろう。いつもと違う感満載で、コントロール以前の問題だ。まともに歌えない。
ここで私の頭も喉も、軽くパニックを起こしたようだ。「そもそも歌とは」という歌い方すら忘れ、とにかく力押しで出した。いかんやつ。
結果、とうとう高音が出なくなった。
こんなことは初めてである。AC/DCですら、疲れはしたが歌い切ったというのに。
こいつはまずいことになった。
とにかくまずは昨日の喉のダメージを癒し、もうカラオケでは歌わないことにする。
それだけで解決するのだろうか?
成功体験を重ねなくては、それは酔って気持ち良く歌うということなのだろうか・・・・・・。