人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

賛美歌で妖精を降ろす。

・・・この感じ。

このところ天気が悪かったり体調が悪かったりしてヒトカラをサボッていたが、久しぶりに声を出して思い出した。この、いや~な感じ・・・。

思うように歌えないのである。

あーやってもダメ、こーやってもダメ、もうどうすりゃいいのEE:AE4E5という荒んだ気持ち。

歌っては座り込み、仕方なく立ち上がってまた2小節ばかり歌う。

体の不自由が起こすジレンマも、きっとこのようなものなのだろう。

致命的な欠点は、息が続かないことである。

どの曲でもこの欠点が顕著に出ているが、特にAve Verum Corpusという賛美歌チックな曲。

全然ダメ。ま~~ったくダメだ。話にならん。

ただでさえ声の出ないところに、小さな声で歌わなくてはならないのだ。

他の人は知らないが、私のようなデカ声は、小さな声で歌うことが非常に難しい。

バンドならマイクの位置である程度調節できるのだが、生声ひとつで常に小さく、これがとてもとても難しい。

で、この曲、ほとんどが「弱」で歌うので、ほとんど声が出ていないという事態になっていた。

「弱」で歌うのだ、近所迷惑もあるまい、と、今日は家で練習したのだが、どうしてこんなに息が続かないのだろうか。

いや、もしかして曲の難易度自体が高いのではないか?

ネットで調べてみたが、それによると最初の4小節はノンブレスとのことであった。無理なら2小節。

で、私が出せるのは、ほんの1小節である。

それはどういう事かというと、

あーーーーーーーーーーーーーーー。となるべきところが、

あーーー。しか出ていない、約分すると、

あーーー。が、

あ。しか出ていないという事だ。

1曲通して1小節ずつ息継ぎをしているのである。瀕死の金魚か。

これは異常である。根本的に何かとても間違った発声をしていると思われるが、自分ではどうにもできない。

原因が分かっているならとっくにあーーーーーーーーーーーーーーー、と歌っている。

ロックと合唱では歌い方が全然違う。

重なる部分もあるが、合唱でやってはいけない歌い方を、ロックは含んでいるのだ。

思うに、それを意識しすぎておかしな方向に行っているのだろう。

私はまだ「合唱」の方向性をつかんでいない。

なので1小節で迷走しているのだ。

しかし歌は待ってくれない。

何が何でもせめて2小節、息が続くようにしたい。

ところで、これまでバンドやカラオケでは「声が出ない」ということはあっても「息が続かない」などということは全くなかった。

こうなったらバンドやカラオケで歌うように歌えば、少なくとも息は続くはずである。

しかしどちらも、小さな声でなど歌ったことがない。

とにかく声が通るように、効率良く大きな声を出すことばかり考えてきたのだ。

発表会は、5日後だ。もう根本から正している時間はない。

ひとつだけ、試していないことがある。

「酔って歌う」。

とにかく色々考えすぎていけない。一度「気持ち良く歌う」という、それだけのために歌ってみたい。

妖精の出番だ。

ブログが途絶えたら、窒息したと思って欲しい。