快適ではないが、不可能でもないのが花粉シーズンのカラオケである。
カラオケに行くにあたって、何に重きを置くかによってその快適具合が大きく変わるのがこのシーズンである。
極端な言い方をすれば「大声出せりゃいい」ぐらいなスタンスで行けば、それほど不満はない。
今日は大声出しに行く。
なぜこの花粉のシーズンのカラオケは不快になるかというと、鼻が詰まっているからである。
鼻が詰まるという事はナ行とマ行がやられてダ行、バ行に変換される事を意味する。
そして私はこの時、世の中の歌の中には私が思っている以上にナ行とマ行が入っていることを思い知るのである。
このように、普段私たちは口で喋っていると錯覚しているが、実はちゃんと鼻も喋っているのだ。
電話なんかだと、冗談じゃなく本当に言葉が通じない事すらあるのだ。
その音によって出す量を変えながら、喋るときには鼻からわずかに空気が排出されている。
これが歌だともっと顕著になり、鼻から出るはずの空気が思いがけず口から出てしまい、ぅがっなどとおかしな音が出たりする。
こんなんで歌を歌うのはストレスになるばかりで、この時期のカラオケはもうカラオケとみなさない方が気が楽である。
なので、大声を出しに行くのだ。
何でそこまでして・・・と思われるかもしれないが、実は秘薬がある。
血管収縮剤という種類の点鼻薬だが、これを点せば数時間は鼻が通る。
通るがこれは「1日1、2回まで(去年は5、6回と言われたのだが)」とクギをさされている強い薬である。
これをカラオケで使うことは、今夜寝るときは口ポカで寝る覚悟をしなくてはならない。
そして、効き目にムラがあるので必ずしも快適とも言えないのだ。
ギャンブルだが、「大声出しに行く」だけだと思っておけばダメージも少ない。
そんなんで今日は昼間のブログ更新である。
帰って来て意識があったらまた会おう。