*ひとりで大宮へ行く・1の続きになっています*
玄関を出て鍵をかけようと思ったら、鍵がないEE:AEB64普段使っているバッグにつけたまま(なくすので紐でつないでいる)であった。
また家に入り、バッグに装着された鍵を取り外す。こういう時は得てしてすんなり外れないものだ。子供のようにムキになって外す。見ないで。
自転車に乗ろうと思って見たら、サドルカバーが風で吹き飛んでなくなっていた。
まぁサドルカバーと呼んでいるただのレジ袋だが、細かくヒビの入っているサドルは常に湿気ていて、そのまま座るとお尻が濡れてしまう状態なのであった。
この際濡れるのはもう構わんが、濡れた跡がお尻につくのは困るEE:AE5B1
新しく買った真っ当なサドルカバーは、玄関に置きっぱなしになっていた。イライラしながら装着。上手く付けられなかった話は割愛EE:AE4E5
よし、出発だ急げ、・・・・・鍵がない。自転車の鍵がないEE:AEB64
イライラを通り越して怒り心頭で家に戻る。全然準備万端なんかじゃないじゃないか。
しかしこれが、私のMAXだ。私にとって今起こっていることは、全てイレギュラーなのである。
やっと自転車をこぎ出す。突風で、カゴに入っていた手袋が飛び出した。なんなんだよもう。自転車を止めて、拾いに行く。
急げ急げ、うわーーーEE:AEB30
右から出て来た車が、右しか見ないで飛び出して来たよEE:AE5B1
すまんすまん、って手を上げてるけどあぶねー、止まっておいて良かった、突っ込んでたらぶつかってたよEE:AE5B1
これは警告だ。落ち着いて行かないと、ぶつかるぞ。
バス通り沿いに出ると、後ろからバスが私を抜かして行った。
乗る予定だったバスじゃんEE:AEB64サドルだ鍵だとやってなかったら間に合ったのかもしれない。
いや、場合によっちゃ、自転車の方が早いことだってある。ここからが勝負だ。
ざまあみろ、バス停で止まってやがる。
その間にバスを抜かして、裏道へ入る。
駅が近くなるにつれ、実はこの裏道がそんなに早くないような気がしてくる。
いつも使っている道だ。なんでこの時に限ってそう思ったのか謎だが、私は勝手に道を修正していつもより早めにバス通りに戻った。
バスに抜かれているかが気になったのかもしれない。もはや私の鬼こぎは病院のためではなくバスとの勝負になっていた。
負けたEE:AE473
あぁやっぱりいつも通りの道を行けば良かったのか。違う。
ちゃんと抜かりなく出掛ける準備ができていれば良かったのである。
しかし鬼こぎの甲斐があり、思っていたより早く駅に着いたのだ。
予定の電車は逃したが、もともと早めの電車だったのである。ギリギリ病院には間に合った。
反省した。
今度こそ、お出かけ前のチェックリストを作る。
作り作ると言ってなかなかやらなかった罰だ。
もうやります。今日。これから。今すぐに。