本の在庫がなくなってしまったEE:AE5B1
次の本が届くまでのつなぎを探していて、娘ぶー子の本棚に見つけた本である。
この手の本は、学校で勧められたりするものだ。そういった関係から、ここに来たのだろうか?
読んでみたらこれは、元田無市長が書いたものだと分かった。
う~ん、なぜここに。
元田無市長の指田氏は、戦時中、軍医として軍に所属していた。
北海道、フィリピン沖、そして広島へ。そこで運命の日を迎えたのだ。
色んな偶然が重なり、爆心地に近かったにも関わらず、一命をとりとめる。
やけどを負いながらも、軍医としての使命を果たそうとするその凄まじいほどの執念が伝わって来る一冊であった。
被災者の体験記は数多いが、医者として、軍人としての視点から描かれている貴重なものだ。
故に、本として読むにはちょっと読みにくさはあった。
難しいのではなく、分かりにくいのである。
しかしそれも、「生の声」という飾りのないものだ。
貴重な記録である。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
「原爆の記」 指田吾一
ん??出版社、どこ??