物事には、どんなものも二面性があるように思う。
幸も不幸も、背中合わせである。
楽しいと思えば楽しくもなるし、辛いと思えば辛くもなるだろう。
疑えばいくらでも疑わしい、信じれば何も憂うことはない。
気の持ちようで、物事はどちらへでも転がるのである。
で、私は今、もうすぐ死ぬような気がしてならない(笑)
一度そう考えると、全てがそのように回り出すのだ。
そもそもは、母と猫の死である。死について、考え過ぎた。
そのうち私は死を恐れなくなり、その理由は「もうすぐ死ぬから、私がそれを受け入れられるように」という計らいなのではないかと考るようになった。
片づけられなかったものに、見切りが付けられるようになってきた。最後の身辺整理だ(笑)
エルが以前に増して、まとわりつくようになった。最後の時を惜しんでいるのである。
古いホームビデオの整理をしている。幼い頃の娘ぶー子との再会。冥土の土産だ。
あぁ、なんだか世の中が、私を送り出そうとしている。
今年はバンド仲間とBBQができるのも、眠っていた預金を思い出したのも、生命保険をダラダラ解約しないのも、もうすぐ死ぬからなのだ。
晴れる理由も降る理由も、私の死に繋がっているような気がしてくる。
亡くなった母は、一時期、「もうすぐ死ぬような気がする。」と良く言っていた。
具体的に「5月ぐらいに死ぬような気がするのよね。」などと言うので私もヒヤヒヤしたが、母は本当に5月に死んだ。
4年後の(笑)
母の予言は当たったのか、外れたのか。
私の予感は本物なのか、思い過ごしか。
いずれにしろ、悔いなく生きるチャンスを与えられたと思う事にする。