人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子53歳。

 

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臆病者の、最後の使命

またしばらく猫の話が続きそうだ。

辛気臭いのが苦手な方は、カレーの記事でしのいでくださいEE:AEAD9

動物を飼うのは、初めてのことではない。

しかしまともに看取るのは、初めてに近い経験になる。

実家にいた頃に親子猫と長い間一緒に暮らしたが、私は結婚して家を出てしまい、その後1匹は行方不明、もう1匹はケガがもとで入院先で死んでしまった。

どちらもその死に立ち会っていないのだ。

ケガの親猫ミー子は、ある日実家に行ったらいなくなっていてその入院を知った。

ケガして入院、という程度で、私も家族もまさか死ぬとはこれっぽっちも思っていなかったので、大変ショックを受けた。

分かっていたら、入院などさせなかった。

連絡があり、遺体を引き取りに連れて行って欲しいと親に頼まれたが、私は行きたくなかった。

死んだ姿を見たくなかったのである。ミー子の死を受け止める自信がなかった。箱に入って動かなくなったミー子を想像しただけで、はち切れそうであった。

その時たまたま兄が帰って来たので、結局兄が代わりに行ってくれたのだ。

私はついに、そのままミー子に会わずじまいであった。逃げたのである。

しかし今、そのことに後悔はない。

私は「死んだミー子」を思い出すことがないからだ。

しかし今度は、逃げられない。

こんな日が来るとは、思わなかった。

来ないはずはないんだけど、考えもしなかった。

一度入院して思い知ったはずなのに、平穏な日々が戻るとすぐに忘れてしまう。

ラッキーは、もうすぐ死ぬ。

ラッキーがいなくなるなんて、想像もできない。

そしてやがて、ミュウもエルも大五郎も死ぬ。

この家に、ダンナとふたりだけになるのだ。

生活の中に、いつも猫がいた。当たり前のようにいた。

それらは壮絶な死と喪失感と引き換えに、必ず奪われていくのである。

責任を果たす時が来た。

どんな選択も後悔が残るだろうけど、どうか最後までやり遂げられますよう。