突然、猫の看取りを考えなくてはならなくなってしまったのだ。
そりゃ、人生も健康も寿命も、計画通りに行くものではない。別れは突然、突きつけられることもある。
そして、そうなって改めて、その存在の大きさを知る。
こんなに大きなものを、4つも送り出さなくてはならんのか。
おとといは、実家に行った。あそこにもでかいのがひとついる。
生きている限り、別れの連続だ。
5月に母を亡くし、私の死生観は大きく変わったように思う。
別れは悲しいが、これは本当の別れでも悲しむべきことでもない。そんな気がしている。
故人は完全に消滅する。
亡くして悲しむのは残された側の喪失感であり、死んだ本人は然るべき場所に戻るだけだ。
そしてそこで、またいつか会える。
何の根拠もないが、そんな気がしてならない。
猫達が安心してそこへ向かえるよう、そしてまたそこで再会できるように。
別れを受容する。
ラッキーが回復するかどうかは、運命に任せるしかない。
その中でできるだけ、悔いの残らぬ選択をしたい。