ミュウの命日であった。
もう一年も経ったのか、という気持ちと、まだ一年しか経ってないのか、という気持ちと。
今はまだ、鮮明に思い出すことができる。フワフワに軽くなってしまったミュウの小さな体。最後の日。
単なる別れと言うだけではなく、魂が肉体を離れ、全く違う世界へと旅立っていく瞬間。
悲しいけど尊い、辛いけど毅然と送り出すべき時だ。
忘れない。
最近Facebookの猫好きグループに参加したのだが、このミュウの命日に瀕死の猫を抱えている人、同じこの日に愛猫を亡くした人がたくさんいたのだ。ミュウとシンクロし、ついコメントなど入れてしまった。
我が家に猫がいなくなる日が来るなんて、考えられない。
きっとまた次の猫を迎える日が来るのだろうと漠然と思っていたが、私ももう50を過ぎた。
長生きすれば、20年は生きる猫である。そうなるとどっち死ぬのが先か、という時期に入ってしまったのではないか。死にはしなくても、世話ができないような事態にもなりかねない。
終わりに向かってるんだなぁ、猫も、私も。
願わくばその時には、一緒に過ごしてきた猫達に迎えに来てもらいたい。