快晴。外の気温は16度。春のような暖かさだ。
平日の昼下がり。
部屋には私と猫しかおらず、静かだ。
平和だなぁ、と思う。
ラッキーの命日は、5日後の2月4日。
その頃を思い返してみても、静かで暖かく、平和な印象である。
あと5日の命となるラッキーを目の前にしていたのに、なぜかそんなに悲痛な記憶になっていないのが不思議だ。
冬は寒いからこそ、暖かいことが心に残りやすいのかもしれない。
今、ラッキーが使っていた「枕布団」は大五郎が、カイロはミュウが使っている。
何事もなかったみたいだ。
そんな中、骨壺はリビングに安置されている。それは、確かな存在だ。
まだ、手放せない。
いないけど、いる。
まだいて欲しい。
寒い日のことが、思い出せない。
ラッキーの魔法かな?
いい思い出だけを、ありがとう。
この冬も、平和である。