人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

冬のさなかに

快晴。外の気温は16度。春のような暖かさだ。

平日の昼下がり。

部屋には私と猫しかおらず、静かだ。

平和だなぁ、と思う。

ラッキーの命日は、5日後の2月4日。

その頃を思い返してみても、静かで暖かく、平和な印象である。

あと5日の命となるラッキーを目の前にしていたのに、なぜかそんなに悲痛な記憶になっていないのが不思議だ。

冬は寒いからこそ、暖かいことが心に残りやすいのかもしれない。

今、ラッキーが使っていた「枕布団」は大五郎が、カイロはミュウが使っている。

何事もなかったみたいだ。

そんな中、骨壺はリビングに安置されている。それは、確かな存在だ。

まだ、手放せない。

いないけど、いる。

まだいて欲しい。

寒い日のことが、思い出せない。

ラッキーの魔法かな?

いい思い出だけを、ありがとう。

この冬も、平和である。