人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ショック!!

突如アレルギーを発症したのは、去年の夏の事であった。

未だにアレルゲンは確定してないが、その後もラーメンやつけ麺を食べると発症することがたびたびあった。

うどんやパン、パスタは大丈夫なところをみると、怪しいのはかん水あたりとみている。

大好きなラーメンだ。当初は焦ったが、じんましんが出るだけだったので楽観していた。

ところが昨日、ついに次の段階に入ってしまったようである。

食べたのは中華屋さんのつけ麺。

前に食べた時も症状が出たが、それだけに逆に安心していた。「あの程度」だろうと。

食べ終わったら街のお祭りに出掛け、そこで歩いていたらボツボツと痒みが出始めた。

おいでなすったな、ぐらいの気持ちでいたら、どうも今回はいつもよりも症状がキツい感じがしてきた。

痒い。

モーレツに、体中が、くまなく、痒い。

体を掻きむしる姿というものは、格好のいいものではない。

祭りの人ごみのなかで恥ずかしいのは承知だが、そんなの構っちゃいられんEE:AE5B1

しまいには、頭もかきむしった。こんなところまでこんなに痒いなんて、初めての事である。触った感じも、酷い。

やがて視界がおかしくなってきた。

パーッと白くまぶしくなり、気が遠くなってくる。

なんかヤバい、と目を閉じてやり過ごす。

しかし目を開けると、視界が異様にまぶしい。そこへ紫の斑点が現れてきた。

意識が遠のいていく。

どうやら座って暗いところを見ていれば落ち着くので、じっとそうしていた。

帰りのシャトルバスの時間が迫っていたから少しずつ歩き出したが、ちょっと歩くとクラッとして足元から崩れそうになる。

息苦しい。

なぜか肩掛けカバンが凄く重く感じる。

この状態がピークだった。

少しずつ歩いてシャトルバスに乗ったところで落ち着いて来た。

痒みはしばらく残ったが、ひどい状態は15分ぐらいだったか。

あとで調べたところ、軽いアナフィラキシーショックだったようだ。

軽症だったので事なきを得たが、重症だった場合、発症から30分以内にアドレナリンを打てるかどうかがカギになるらしい。

今後のラーメンライフは、命がけになりそうだ。