針子の世話にかまけていて全く気付かなかったのだが・・・・・・・・、
ヤマトが抱卵していた。
ヤマトの卵は汽水でしか孵らないような話だったので、抱卵自体がないものだと思っていた。
ところがそれは間違いで、孵ることは孵る。
しかし卵から孵ったゾエアといういわゆるプランクトン的な子供は、海を目指すのだ。
そして何度か脱皮を繰り返して少し成長してから、また川に戻ってくると言うことらしい。
つまり水は、淡水→汽水→淡水、と変化させながら育てなくてはならないという。
どのサイトも一様に、繁殖は非常に難しいと言っている。
不可能ではない。
ただ、とてもとても大変そうなことは、間違いない。
抱卵した状態で、できるだけ卵を成長させる。
そろそろかという頃に抱卵ヤマトを隔離、すると環境の変化で脱卵する。この場合、「させる」という表現の方が近いか。
落ちた卵にエアーを当て、孵化を促す。
孵ったゾエアを1~2日以内に汽水に移す。
特殊な餌を与えつつ、水質を悪化させないよう水の交換。ゾエアは極小サイズだ。どーすんの??
もうこの辺りで、私には無理だと悟った。
挑戦したい気持ちはあるにはあるのだが、今気持ちに余裕がない事、仮に上手く孵ったところで、育てる場所がないこともある。
すまんがヤマトよ、君の子供はミナミの血となり肉となってもらう。
これもまた、食物連鎖。考えようによっちゃ、私が無理に育てようとして殺すよりもよっぽどいいかもしれない。
ひと目ぐらいゾエアを見れたらいいな。
自然に任せようと思う。