人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ジャンキーはさらに決意する。

昨日の話の続きというか、補足と言うか。

時間を取り戻すために、ネット依存から脱却しようと決心したところだ。

もっと言うと取り戻すのは、生活の時間だけではない。

睡眠時間だ。

元を正せば、寝る時間が遅いのが悪い。

これはこれで直さなくてはいけないが、その先に、「寝る前のスマホ」があるのだ。

長いことも、短いこともある。

いずれにしろ、「とことん眠くなるまで」やっているのだ。

これは単なる依存だけが原因ではない。

私は「眠れない」ということを非常に恐れているのだ。

もう長い悩みである。

こういうのをいわゆる「入眠困難」というらしいが、意識し過ぎて緊張し、眠いのになかなか寝付けないのだ。

眠いのに眠れないのである。眠くないうちに寝たら、もっと眠れないはずではないか。

この「極限までスマホ」のお陰で、寝入りに関しては良くなっていた。

しかし、そのぶん睡眠時間が削られるのである。

朝が辛い。

なら早く布団に入って時間をずらすだけでもいいのだろうが、寝る前のスマホは脳を刺激して眠りの質を下げるらしい。自ら調べてここで披露し、もうしませんと誓ったこともあった。

スマホ中毒脱却宣言のついでに、この習慣ももう終わりにしてしまおう。

昨日布団に入ったのは、ギリギリの12時半だ。

スマホをいじれないと思うと、どんな本も読む気にならなかった。

どうでもいい、読みゃいいんでしょ、と少々投げやりな気持ちでカメラの説明書を手に取った。

なかなか眠くはならなかった。

しかしこのままでは、また時間的に寝不足となってしまう。

適当で切り上げ、電気を消す。

なかなか眠れなかった。

忌々しいと思うと余計に眠れなくなるので、忌々しくない、忌々しくない、と考えて、しばらくモゾモゾしていた。

眠れそうだと思うと誰かが「そうはいくか!」とでもいうように、ハッと起こされる繰り返しである。

それでも起きてしまえば、スッキリとしていた。

なんだ、これなら寝不足でも辛くはない。

やはり眠りの質の問題なんだろうか。

本を買うことにする。