完敗だ。
もう花粉症の前になす術もない。
薬を飲んだり暗示をかけたりしてきたが、圧倒的な私の負けなのだ。
完全な敗者なのだ。
目が覚めたのは何時だったんだ?
とにかくまだ暗いうちだった。
チクショー、やられたと思い、すぐに目が覚めてしまう。
鼻が詰まりかかっていて、息苦しいのだ。
口の中は乾いていた。
こんな時のために枕元に麦茶を置いてあった。
上半身を起こしてそれを飲むと、完全な沈黙に包まれる。
・・・・・。
・・・・・。
・・・・・。
眠れない。
忌々しくて目が覚めてしまったのと、息苦しくて眠れないのと。
外はだんだん明るくなってくる。
それがまた「眠れない感」をかもし出し、焦りのようなイラ立ちような気持ちでますます目が冴えてくる。
やっとウトウトしたのは目覚ましが鳴ってからだ。
あぁ、鳴っちまった、と思ったら軽く夢を見た。
5分後にスヌーズが鳴る。
眠くはなかった。
起きていようと思えば起きていられそうだったが、もう「寝不足だ」という事実が眠い。
元気があれば無理して寝る事もないのだが、私の場合その時の状況でなく「鼻が詰まって寝れなかった」という事実の方が重いのだ。
なので、中途半端な朝ご飯をダンナに出したら、すぐに布団に戻った。
後に「二日酔い??」とのメールが来たが、いいえ!!そんなしょうもないヤツと間違えないで下さい!!
寝不足です、ね ぶ そ く。
「自業自得」とは縁のない、気の毒な方ですよ。
しかし朝が来たからって鼻が通る訳ではないのだ。
どうにも息苦しく、「ハフー」「ハフー」と口呼吸。これがまた辛いのだ(泣)
娘ぶー子は9時に起きる。
春休みは朝、歩いてくると決めたらしいが、こうなると迷惑だ。
もう私は出勤寸前まで寝ていたいのだ。
いつもの休みのように昼過ぎまで寝ててくれればいいものを。
「冷蔵庫の魚を焼いて、冷蔵庫のきんぴらごぼうとご飯を食べて。」と言い残し、結局また布団に戻る。
ハフー、ハフー。
一体杉の木の存在価値って何なんだ。
私よりも生きている意義があると言うのか。
ピアノの練習ができなかった。
朝のゲームもできなかった。
だからと言って寝れた訳ではない。
なんてこった。
どうせ夜になれば寝不足がたたり、あっちゅー間に眠くなるのだろう。
私の今日って、何??
夜が更けるにつれて、鼻が塞がっていく。
完敗(泣)