人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

全ての人に、メリー・クリスマス

日本における「クリスマス」は、もう文化としてすっかり定着していると言っていいだろう。

冷静に考えれば無宗教のこの国でクリスマスなんて、何の中身もない、単なる「消費促進経済活性」でしかないように思う。

なぜクリスマスにご馳走を食べ、イルミネーションを見て、恋人とロマンティックな夜を過ごすのか。

クリスチャンのそれとは、だいぶ趣が違うように思う。

かくいう私も、子供の頃からクリスマスパーティに行き、プレゼントを交換し、ケーキなぞ食べて育った世代だ。こういう日本のクリスマスに、違和感はない。

これは日本独自のクリスマス、まぁそれでいいじゃないかという感じだ。

それだけに、不幸な中にいる人にとっては辛いシーズンになることだろう。

何しろ中身のない単なるメリークリスマスという行事なのだ。

そこにあるのはプレゼント、ケーキ、歌、パートナー、ご馳走。幸せのオンパレードである。

世の中の能天気さから、逃げ出したくもなるだろう。

昨日は合唱の今年最後の練習日であった。

歌ったのは、「ホワイトクリスマス」。

私はこれを歌いながら、こうしてクリスマスソングを歌えることに、心から感謝したくなった。

もし私が今不幸の渦中にいたら、とても歌など歌えない。この場所に来ることもできなかっただろう。

世の中のクリスマスソングから耳を塞いで、自分の不幸を呪っていたことだろう。

生きている限り、いつか大切なものを失う日が来る。

間違いを犯し、追いつめられることもあるだろう。

肉体や心が病むこともあるだろう。

こうして何気なく歌うクリスマスソングは、実は幸せの証である。

それに気づいたなら、感謝しなくてはならない。

誰に?

ここはやっぱり、キリストでしょうEE:AEACD

メリー・クリスマス。

全ての人が、笑顔でクリスマスソングを歌えますよう。