二日酔いでライブだEE:AE4E6
前日のスタジオ練習で飲み過ぎ(スタジオ練習で飲み過ぎるのである)、二日酔いで寸前までくたばっていた・・・、リハに遅れて音出しできず、ゴメンナサイ。
そんなんで酒なんか飲む気分ではなかったのだが、ボーカリストの使命として酔わなくてはならないのである。
カムカムサワーだ。
あぁ、ライブで飲むカムカムサワーの多いことよ。
ゆっくり2杯飲んだが、これでは酔いが回らないので3杯目からペースアップ。
あとはいつも通りだ。
二日酔いだった形跡など残さず、ただただ飲む。
しかし、昨日は私より凄いのがいた。
私は初めて会ったとばかり思っていたが、それは前回私の方が酔っ払っていて覚えていなかっただけで、これは二度目であった。
あれは、忘れてしまいたい日の事である。
やはりライブだ。
そう、ヘドバンチークダンス・・・。
昨日彼はステージの前まで来て狂ったように頭を振り回していたが、あれは前回の私である。
奇しくもバンドはあの時のパンクバンド。
忘れてしまいたい過去が、違う男によって目の前で再現されていた。
しかし彼は私を越えた。
ボスですら私が大人しく見えると言った程だ、とにかくハンパなぶっ飛び方ではない。
絶え間なく踊る、叫ぶ、喋る、歌う、・・・しかし彼には「トークが面白い」という救いがあった。
無能のヘドバン、救い難し。
私的にはこのパンクバンドがトリになるべきだと思ったのだが、どういう訳か私達が最後であった。
煽って飲んだ甲斐があり、いい具合にヘベレケになっていた。
1曲目は歌抜き、2曲目は歌から始まるのだが、1曲目と2曲目とでキーが違うのだ。
なので最初に出だしの音を「♪」「♪」と頭に叩きこんでおいたのだが、1曲目の演奏を聴いているうちに分からなくなってしまったEE:AE4E6
案の定私の歌い出しはキーが1つ分高く、歌いながら修正する羽目に。
練習ではちゃんと歌えていたのだが、余計な「♪」「♪」などしなければ良かった。
自然に生きるべきである。
3曲目はメロディを忘れた。
以前も一中のライブで同様の事が起こったが、冷や汗が出た。
イントロは始まっているのだ、私が歌わないのでイントロが2周、3周する。
妖精が降りたので助かったが、マジで焦った。
こういうのは練習不足なのだろうか、飲み過ぎなのだろうか。
今回は3曲で短かったからか、終わった事に気付いてもらえなかった。
途中から来たスーさんが、「いいいい、さっきやったヤツでいいから、オレ、聴いてないからもう1回」などと言い出す。
なので、お遊びを1曲、クラプトンのクロスロードをヒッピーヒッピーシェイクとミックスしてボスと取り合うのだ。
練習中にふざけていて出来上がったバージョンである。
後はいつものセッションだ。
もう楽し過ぎて。酔いつぶれる訳だ。
しかし酔いつぶれている場合じゃない。もうひと仕事、残っているのだ。
このあと漣に行って、ダンナの誕生日をサプライズで祝ってもらうのである。
ところがゴキゲンのスーさんがね、もう危なっかしくて仕方がないのだ。
「漣にケーキあるよEE:AE595」「みんなもう準備OKだよEE:AE595」などとギリギリの爆弾発言を連発するので、ここでも冷や汗をかいた(笑)
幸いダンナはニブいので気付かなかったが、後でこの話をダンナに話して爆笑である。
彼はそういう人なのだ。
この後もうひとりサプライズがあるらしかったが、スーさんは言わずに我慢できただろうか。
漣ではプロのバンドにバースデーソングを歌ってもらい、ケーキとシャンパンをご馳走になった。
ほとんど記憶がない。
ここでもう一度酔いつぶれ、気が付いたらベッドの上だった。
そんなんで、今日も二日酔いだ。
ダンナの誕生日なのだが、パスタとラーメンを食べに行っただけで「おめでとう」すら言っていない。
あと1時間で日付が変わる。
どれ、頑張って乾杯するかのEE:AEACD