人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

歌を忘れた無能のボーカリスト

二日酔いでライブだEE:AE4E6

前日のスタジオ練習で飲み過ぎ(スタジオ練習で飲み過ぎるのである)、二日酔いで寸前までくたばっていた・・・、リハに遅れて音出しできず、ゴメンナサイ。

そんなんで酒なんか飲む気分ではなかったのだが、ボーカリストの使命として酔わなくてはならないのである。

カムカムサワーだ。

あぁ、ライブで飲むカムカムサワーの多いことよ。

ゆっくり2杯飲んだが、これでは酔いが回らないので3杯目からペースアップ。

あとはいつも通りだ。

二日酔いだった形跡など残さず、ただただ飲む。

しかし、昨日は私より凄いのがいた。

私は初めて会ったとばかり思っていたが、それは前回私の方が酔っ払っていて覚えていなかっただけで、これは二度目であった。

あれは、忘れてしまいたい日の事である。

やはりライブだ。

そう、ヘドバンチークダンス・・・。

昨日彼はステージの前まで来て狂ったように頭を振り回していたが、あれは前回の私である。

奇しくもバンドはあの時のパンクバンド。

忘れてしまいたい過去が、違う男によって目の前で再現されていた。

しかし彼は私を越えた。

ボスですら私が大人しく見えると言った程だ、とにかくハンパなぶっ飛び方ではない。

絶え間なく踊る、叫ぶ、喋る、歌う、・・・しかし彼には「トークが面白い」という救いがあった。

無能のヘドバン、救い難し。

私的にはこのパンクバンドがトリになるべきだと思ったのだが、どういう訳か私達が最後であった。

煽って飲んだ甲斐があり、いい具合にヘベレケになっていた。

1曲目は歌抜き、2曲目は歌から始まるのだが、1曲目と2曲目とでキーが違うのだ。

なので最初に出だしの音を「♪」「♪」と頭に叩きこんでおいたのだが、1曲目の演奏を聴いているうちに分からなくなってしまったEE:AE4E6

案の定私の歌い出しはキーが1つ分高く、歌いながら修正する羽目に。

練習ではちゃんと歌えていたのだが、余計な「♪」「♪」などしなければ良かった。

自然に生きるべきである。

3曲目はメロディを忘れた。

以前も一中のライブで同様の事が起こったが、冷や汗が出た。

イントロは始まっているのだ、私が歌わないのでイントロが2周、3周する。

妖精が降りたので助かったが、マジで焦った。

こういうのは練習不足なのだろうか、飲み過ぎなのだろうか。

今回は3曲で短かったからか、終わった事に気付いてもらえなかった。

途中から来たスーさんが、「いいいい、さっきやったヤツでいいから、オレ、聴いてないからもう1回」などと言い出す。

なので、お遊びを1曲、クラプトンのクロスロードをヒッピーヒッピーシェイクとミックスしてボスと取り合うのだ。

練習中にふざけていて出来上がったバージョンである。

後はいつものセッションだ。

もう楽し過ぎて。酔いつぶれる訳だ。

しかし酔いつぶれている場合じゃない。もうひと仕事、残っているのだ。

このあと漣に行って、ダンナの誕生日をサプライズで祝ってもらうのである。

ところがゴキゲンのスーさんがね、もう危なっかしくて仕方がないのだ。

「漣にケーキあるよEE:AE595」「みんなもう準備OKだよEE:AE595」などとギリギリの爆弾発言を連発するので、ここでも冷や汗をかいた(笑)

幸いダンナはニブいので気付かなかったが、後でこの話をダンナに話して爆笑である。

彼はそういう人なのだ。

この後もうひとりサプライズがあるらしかったが、スーさんは言わずに我慢できただろうか。

漣ではプロのバンドにバースデーソングを歌ってもらい、ケーキとシャンパンをご馳走になった。

ほとんど記憶がない。

ここでもう一度酔いつぶれ、気が付いたらベッドの上だった。

そんなんで、今日も二日酔いだ。

ダンナの誕生日なのだが、パスタとラーメンを食べに行っただけで「おめでとう」すら言っていない。

あと1時間で日付が変わる。

どれ、頑張って乾杯するかのEE:AEACD