人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

キッチン改革・その1

「おっ、なんかコーヒーのいい香りがするねぇEE:AE471

リビングのドアを開けるなり、ダンナが言った。

そうでしょうね、たった今、冷蔵庫にコーヒーの粉をブチまけたところですからEE:AEB64

倒す、こぼす、壊す、しょっしゅうやらかしているが、これはなかなか酷いことになった。

粉だ。

そして冷蔵庫の中だ。

厳密に言うと、冷蔵庫から飛び出そうとしたところだったので、床にも散乱していた。

片付けが大変だったが、お陰で少し冷蔵庫周りが綺麗になった。

綺麗になったといえば、今私は、キッチンを綺麗に保つ努力をしているところだ。

これまでも、努力をしていなかった訳ではない。

しかしそれは、「できるだけ手を抜く」という前提であった。

ここへ更なる「努力」をしようということである。

具体的に言うと、ガスコンロのカバーを取ってしまった。

あれぞ、掃除の手抜きの典型だ。

あんなものをつけてしまえば、綺麗なうちには取り替えなくなる。

綺麗なのに取り替えてしまえば、意味をなさないのだ。汚れたから取り替える、それが基本となる。

そして私はズボラで、汚れに疎い。

そうなると取り替え時は、酷い有様になっている。実際ここでブログに何度も書いた。

そこでネットの情報だ。

「なくなっても困らなかったもの」とかいうタイトルだったか。

それにこの「ガスコンロカバー」が挙がっていたのである。

至極簡単な理由だ。こまめに綺麗にしていれば、1回1回の掃除は大した手間にはならない。そして常に綺麗な状態が保たれる。

あのカバーが、ガスコンロを汚しているようなものだったのだ。

実は過去に一度、カバーを外してみたことはあった。

結果はご想像の通り、こまめな掃除などすることはなく、カバーをつけていた時よりも過酷な掃除をする羽目になった。

しかしだ。

物事にはタイミングがあるように思う。

あの時の私は、まだ未熟だったのである。背伸びをし過ぎた。

ちょっと大人ぶってコンロカバーを外したりしてみたが、まだ中身が伴っていなかったのである。

今回は何だかいけそうな気がしているのである。

ガスコンロの掃除は、皿洗いと一緒にカウントすることにした。

細かいパーツは1日1回、皿と一緒に洗い、コンロの汚れは温かいうちに拭き取ってしまう。

大して汚れていないから、簡単なことである。

まだ半月ほどだ。定着したとは言えないが、悪くない。

やはり綺麗な状態がデフォルトだと、気持ちもいいものだ。

この歳になって、やっとそんな気持ち良さに気付きつつある。