人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

カルシウムに挑む

もはやこれは掃除ではない。戦いである。

相変わらず突っ込みどころ満載の部屋だが、今日はちょっと大掃除的なことをしてみたくなった。

そもそも毎年、「普段からきれいにしていれば、大掃除の必要などない」と言って、逃げてきたのだ。

ところが普段からきれいにしていないので、きれいになる時がないのである。

具体的には今回は3ヶ所。

冷蔵庫の改革とガスコンロと風呂場の鏡だ。

ちなみに換気扇の掃除は引っ越してきてから一度もやった事がない。

こうなったら楽しみにとっておこうと思う。

午前中は、ガスコンロと風呂場の鏡に効く掃除法を調べて必要なアイテムを揃えた。

昼ご飯(今日も残り物だ。ハラスともお別れである。)を食べ終わると、早速3大大掃除に取り掛かることにした。

何度も言うが、嫌いなのではない。

もっと緊急度の高い場所が多すぎるのである。

買ってきた収納ケースが邪魔だったので、先に冷蔵庫の改革から着手することにしたのだが、待て。

冷蔵庫から始めるということは、ガスコンロと鏡が後になるということだ。

待て待て。

鏡の掃除、というか磨きだが、洗剤をつけてしばらく置いたほうが汚れに浸透しそうである。

ならば先に鏡、次に冷蔵庫、終わったらまた鏡に戻ることにしよう。

ところで風呂場の鏡だが、かなり深刻な状態になっていた。

白い汚れが一面ウロコ状に固まっており、ビクともしないのである。

何度かこの汚れ落としに挑戦したが、どれも効果はなかった。

結構高い洗剤や、ウロコ汚れ用、なんていうものもあったのだが、洗った時だけきれいに見えるだけで、乾くとまたあの汚れが浮き出てくるのである。

そこで今回は、色々調べて挑む事にしたのだ。

方法は色々あったが、手軽なものがいい。

白いうろこ汚れはカルシウムなので、酸が効くとのこと。

そこで私が選んだ方法は、「サンポール+クレンザー」である。

さて、それではサンポールを鏡に塗るとしよう・・・、が、パソコンはもう切ってしまったので、詳しい方法を見るにはまた立ち上げなくてはならない。

まぁじゃあ適当でいいや。

サンポールをビュッと鏡に吹きつけ、固く絞ったボロ布で伸ばしていく。

そうそう、金属の部分はセロテープでコーティングして。錆びるらしい。

「酸が効く!」と書かれたそのボトルはそもそもトイレの洗剤だが、昔からあるもので、「古くて安い」というイメージであった。

そこで実は、もっと効くんじゃないかと思ってドメストやマジックリンの成分を見たのだが、どちらも酸性ではなかったのだ。

どうやら「サンポール」の「サン」は、「酸」からきているらしい。

もちろん理容室のSUNでもない。

より汚れに浸透するように、この上にラップをして1時間ほど放置した。これは私のオリジナルだ。

いかんせん汚れが酷いので、そう簡単に落ちるとは思えなかったのである。

その間に冷蔵庫改革だ。

中に入れる収納ケースのサイズが大きすぎて、入らないのがひとつあった。誰かあげます。

1時間ほど経ってから、今度はクレンザーを持って風呂場に行った。

本当は酸性のクレンザーが良いようだが、売っていなかったので家にある普通のヤツだ。

サンポールに「混ぜるな危険」と書いてあったが、混ぜるぜ危険。

ラップをはがしてクレンザーのついたボロ布で鏡をこすっていく。

ここで面白いように汚れが落ちるはずなのだが、クレンザーでその様子は見えない。

たっぷりつけて、しっかりこする。

相手は壁にかかっているのだ、結構重労働である。

念入りに磨き、いよいよシャワーで流す。

ピッカピカだが、ここまではいつもこうである。

濡れていると、きれいに見えるのである。

流して窓を開け、換気扇を回して放置。

しばらくしてから見に行くと、私は愕然とした。

全然変わってねーEE:AEB64

しくった、自己流が仇になったが。

悔しかったので、すぐにリベンジである。

今度はもう一度ちゃんとネットでおさらいしてから。

それによると自己流との違いは、「ハケかウエスで塗る」、「5分ほどおく」、もちろんラップはなしだ。

ところがこれでも全然、変化はなかった。

全然、である。

ちょっとでも落ちているのなら、これから時間をかけて少しずつでもやる気になるのだが、どうすんだよ古くて安いサンポールEE:AE4E5

悔しかったので、諦めたくなかったのだ。他にも方法はたくさんある。

酸だ。

レモンだ。

冷蔵庫からしおれたレモンを取り出し、3つに大きく輪切りにする。

これの切り口で、これでもかというほど鏡をこすってみた。

そしてまた、しばらく放置。

今度はシャワーを浴びながらやったので、鏡は乾くことがない。

結果は風呂を出てからだ。

ワクワクするようなイライラするような気持ちで風呂場を出て、換気扇を回し、体を拭いて、再び風呂場の扉を開けると、そこにはまたビッシリと白いうろこのついた鏡が待っていた。

脱力。

ヨロヨロとパソコンに向かうと、「風呂場の鏡 うろこ」で検索。

次は勝つEE:AE4E5EE:AE4E5EE:AE4E5

勝負は月曜日だ。

・・・と思ったが月曜はグータラしているので火曜日に。