えれー事になってしまった。
油断した。
昨日の日記にも書いたが、エルがドーナツカラーを外し、術後服を食いちぎって脱いでしまったのである。
そんな事をするそぶりは全くなかったので、安心しきっていた。
家に帰って来てからのエルはずっとしょぼくれていて、とてもそのような気力があるように見えなかったのだ。
結論から言うと、ドーナツカラーは柔らかいので脱げやすい、という事であるEE:AE4E6
ちょっと緩かったかもしれないが、これはSサイズで最小、それでもエルには大きかったと言う事である。
一度取れたせいで「コイツは取れる」と学習したのか、その後も見てる前であっさりと手で外してしまった。
しかし、このドーナツカラーの長所も捨てがたいのである。
見てあげられる間だけでも、つけておきたかったのが本音だ。
今、エルは従来どおりの硬いエリザベスカラーをつけているが、理想はせめて、出かけるときだけこれ、という状態であった。
術後服の方も、通気性を重視したタイプを選んだため布地はガーゼであり、華奢なものだった。
これは縫い目を外してバラし、それを元に改良版を作ることを考えている・・・が、誰が??というところである(笑)
とにかく慌てて病院に連れて行ったが、さすがに術後3日で抜糸は早い、と先生は頭を抱えてしまった。
幸い傷口はパックリ開いてはいなかったが、いつ開いてもおかしくない状態である。
先生いわく、きれいな切り口ならきれいに塞がるが、舐めて唾液がつくと雑菌が入り、傷口が塞がらなくなるという事である。
「とりあえず、無麻酔で塞ぎます。」
先生が見せてくれたのは、大型のホッチキスのような物であった。
あくまでも「とりあえず」なので、縫いはしないらしい。
これでうまく塞がればいい、との事だ。
可哀相にエルは、麻酔なしでお腹をホッチキスで止められ、エリザベスカラーまでつけられて、ますますしょんぼりしてしまった。
しかし、こんな事になるとは思わなかったとは言え、監督者の責任である。
このキズは、何が何でもこのホッチキスで塞がってもらいたい。
心を鬼にして、このまましっかり見守っていかなくては。
別にカラーがきつい訳ではないのだが、エルは時々苦しそうにむせる。
相変わらずブルブル震えっぱなしで、ご飯も食べない。
抜糸まで頑張れEE:AEB69