人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

大失敗

えれー事になってしまった。

油断した。

昨日の日記にも書いたが、エルがドーナツカラーを外し、術後服を食いちぎって脱いでしまったのである。

そんな事をするそぶりは全くなかったので、安心しきっていた。

家に帰って来てからのエルはずっとしょぼくれていて、とてもそのような気力があるように見えなかったのだ。

結論から言うと、ドーナツカラーは柔らかいので脱げやすい、という事であるEE:AE4E6

ちょっと緩かったかもしれないが、これはSサイズで最小、それでもエルには大きかったと言う事である。

一度取れたせいで「コイツは取れる」と学習したのか、その後も見てる前であっさりと手で外してしまった。

しかし、このドーナツカラーの長所も捨てがたいのである。

見てあげられる間だけでも、つけておきたかったのが本音だ。

今、エルは従来どおりの硬いエリザベスカラーをつけているが、理想はせめて、出かけるときだけこれ、という状態であった。

術後服の方も、通気性を重視したタイプを選んだため布地はガーゼであり、華奢なものだった。

これは縫い目を外してバラし、それを元に改良版を作ることを考えている・・・が、誰が??というところである(笑)

とにかく慌てて病院に連れて行ったが、さすがに術後3日で抜糸は早い、と先生は頭を抱えてしまった。

幸い傷口はパックリ開いてはいなかったが、いつ開いてもおかしくない状態である。

先生いわく、きれいな切り口ならきれいに塞がるが、舐めて唾液がつくと雑菌が入り、傷口が塞がらなくなるという事である。

「とりあえず、無麻酔で塞ぎます。」

先生が見せてくれたのは、大型のホッチキスのような物であった。

あくまでも「とりあえず」なので、縫いはしないらしい。

これでうまく塞がればいい、との事だ。

可哀相にエルは、麻酔なしでお腹をホッチキスで止められ、エリザベスカラーまでつけられて、ますますしょんぼりしてしまった。

しかし、こんな事になるとは思わなかったとは言え、監督者の責任である。

このキズは、何が何でもこのホッチキスで塞がってもらいたい。

心を鬼にして、このまましっかり見守っていかなくては。

別にカラーがきつい訳ではないのだが、エルは時々苦しそうにむせる。

相変わらずブルブル震えっぱなしで、ご飯も食べない。

抜糸まで頑張れEE:AEB69