困った事になっている。
以前もちょっと日記の方でも触れたが、ラとミのストレスが限界を突破しているようで、エルをいじめるのだ。
そもそもエルという新顔が入った時点で、彼女らを不幸にしてしまったと思う。
しかしエルを見殺しにする訳にもいかず、彼女達にストレスを強いる形でエルを迎え入れたのだ。
しかしまだこの頃は良かった。
幸いラとミはとても仲が良いので、疎外感がなかったことが良かったのだと思う。
そしてそこに、ダイが加わったのだ。
やんちゃなダイは誰彼構わず飛びつき、蹴り、噛み付いている。
しつこく、容赦がない。
子猫だから仕方がない、いずれこなれてくるだろうと静観していたのだが、ダイはどんどん大きくなって、もうエルと同じぐらいの大きさになってしまった。
飛びつかれても蹴られても噛み付かれても、シャレになってないのである。
みんな最後にはガウウ、と唸って逃げていくのだが、彼はしつこい。
あまり酷いとベリベリとシールでも剥がすように、ダイをラミエルからひっぱがすが、きりがないのだ。
ダイはしつこいのである。
そんなんでストレスがリミットを超えたのか、ラがエルをいじめるようになってきた。
側に行って、チンピラのようにエルを睨みつける。
この時点でもうエルはビビりあがって「ううう・・・」と変な声を出すが、我慢できずにエルが逃げ出すと猛烈に追いかけていき、追いつけば殴る蹴るである。
小さいエルしか入れない場所が1ヶ所だけあるのだが、運が良ければそこまで逃げることはできる。
しかし最近は単なる避難所としてだけではなく、隠れ家のようにそこにこもるようになってしまった。
可哀相である。
私は猛烈に叱り、ますますエルを溺愛した。
その結果、状況は悪化した。
ストレスからかラの毛はバサバサになってところどころ薄くなり、大人しかったミの攻撃も加わった。
最近ではミやエルの毛まで薄くなってきたのだ。
これはいかん、根本から何とかしなくては。
事の発端は、エルへのえこひいきである。
そんなに露骨にしていた訳ではないが、していたことは否めない。
どのサイトにも「先住最優先」とあるのに、私達はいつの間にそれを忘れていた。
もう一度「先住優先」に立ち返り、ダイも姉やん達をサンドバッグにしないような工夫をしよう。
私は仕事に行く前に、ダイを寝室に隔離して行った。
可哀相にダイは、暗くなるまで寝室に一人ぼっちである。
仕事が終わって家に帰ると私は寝室にすっ飛んで行ったが、抱き上げるとゴロゴロと大人しく喉を鳴らしていた。
これは辛いなぁ・・・。
果たしてこれでいいのだろうか?
仕事が終わって家に帰ると、私がダイを抱いてリビングに登場する事になるが、それは焼きもちに繋がってしまわないだろうか。
困った事になっている。