人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ダイちゃん・・・。

困った事になっている。

以前もちょっと日記の方でも触れたが、ラとミのストレスが限界を突破しているようで、エルをいじめるのだ。

そもそもエルという新顔が入った時点で、彼女らを不幸にしてしまったと思う。

しかしエルを見殺しにする訳にもいかず、彼女達にストレスを強いる形でエルを迎え入れたのだ。

しかしまだこの頃は良かった。

幸いラとミはとても仲が良いので、疎外感がなかったことが良かったのだと思う。

そしてそこに、ダイが加わったのだ。

やんちゃなダイは誰彼構わず飛びつき、蹴り、噛み付いている。

しつこく、容赦がない。

子猫だから仕方がない、いずれこなれてくるだろうと静観していたのだが、ダイはどんどん大きくなって、もうエルと同じぐらいの大きさになってしまった。

飛びつかれても蹴られても噛み付かれても、シャレになってないのである。

みんな最後にはガウウ、と唸って逃げていくのだが、彼はしつこい。

あまり酷いとベリベリとシールでも剥がすように、ダイをラミエルからひっぱがすが、きりがないのだ。

ダイはしつこいのである。

そんなんでストレスがリミットを超えたのか、ラがエルをいじめるようになってきた。

側に行って、チンピラのようにエルを睨みつける。

この時点でもうエルはビビりあがって「ううう・・・」と変な声を出すが、我慢できずにエルが逃げ出すと猛烈に追いかけていき、追いつけば殴る蹴るである。

小さいエルしか入れない場所が1ヶ所だけあるのだが、運が良ければそこまで逃げることはできる。

しかし最近は単なる避難所としてだけではなく、隠れ家のようにそこにこもるようになってしまった。

可哀相である。

私は猛烈に叱り、ますますエルを溺愛した。

その結果、状況は悪化した。

ストレスからかラの毛はバサバサになってところどころ薄くなり、大人しかったミの攻撃も加わった。

最近ではミやエルの毛まで薄くなってきたのだ。

これはいかん、根本から何とかしなくては。

事の発端は、エルへのえこひいきである。

そんなに露骨にしていた訳ではないが、していたことは否めない。

どのサイトにも「先住最優先」とあるのに、私達はいつの間にそれを忘れていた。

もう一度「先住優先」に立ち返り、ダイも姉やん達をサンドバッグにしないような工夫をしよう。

私は仕事に行く前に、ダイを寝室に隔離して行った。

可哀相にダイは、暗くなるまで寝室に一人ぼっちである。

仕事が終わって家に帰ると私は寝室にすっ飛んで行ったが、抱き上げるとゴロゴロと大人しく喉を鳴らしていた。

これは辛いなぁ・・・。

果たしてこれでいいのだろうか?

仕事が終わって家に帰ると、私がダイを抱いてリビングに登場する事になるが、それは焼きもちに繋がってしまわないだろうか。

困った事になっている。