人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

ピョンピョンカシカシピョンカシカシ

もう我が家の猫たちが揃って、平和な日々を過ごす事はできないのか・・・、と暗澹たる気持ちで思っていたが、どうやら避妊手術で元通りになる可能性が大きいと分かり、一安心である。

とは言え、手術まで後4日。

一触即発状態のエルとミが顔を合わせないようにするのは、結構大変な事であった。

今朝も朝方からエルに鳴かれたが、出してやるにはリビングにいるミを連れてこなくてはならない、エルと顔を合わせないように。

そんな事を朝方からやりたくなかったので鳴かせておいたが、お陰で寝不足である。

エルの朝ご飯を持って入って来たダンナに「エル、もうウルサイ、超ウルサイ~~EE:AE4E5」と文句を言う。エルを悪く言われたくないダンナは速やかにエルを回収する。

ミのほうもそれなりにやってくれた事だろう。

もうちょい寝させてEE:AE595

このように、エルが私と寝る寝室にはミのにおいをつけたくないので、ミは入れられない。

しかし、ミを隔離する娘ぶー子の部屋は、地獄ほど散らかっていて(地獄は散らかっているのか??)、まるで部屋全体が猫のトイレである。

ぶー子もそれは分かっているようで、長時間入れたがらない。

困ったものだ。

ミを上げればエルを下げる、エルを上げればミを下ろす。

常にどちらかは、ひとりぼっちで隔離されているのである。

暖かい部屋で静かに寝る3匹とどちらが可哀相であるかは、一目瞭然だ。

しかし、ミとエルとどちらが可哀相かというと、実際はどちらも可哀相なのだが不公平な結果になっている。

ミは観念してすぐ寝てしまうのに対し、エルは「出して~~!!出して~~!!」とドアにピョンピョン飛びつくのである。

リビングにいても、その音は聞こえてくる。

彼女はひとりぼっちが嫌いなのだ。

虐待でもしているような気持ちになる。

かと言ってミばかりを隔離するのは可哀相である。

そんな時は、大五郎をエルの部屋に投入する。

どうやらエルは、ダイにだけは歯向かわない。

もしかしたらダイだけがオスだからなのかもしれない。彼女は今、春EE:AEB5Cなのだ。

しかしダイも、リビングがいいのである。

そんな時ダイは、ドアの下を両手で掘るのだ。掘れないが、掘り続けるのである。

かくして、エルのピョンピョン跳ねる音とダイの掘るカシーカシーという音が聞こえてくるようになる。

辛い。

仕事から帰ってくると、玄関で靴を脱いでる時点でもうピョンピョンカシカシーと聞こえてきた。

しかし彼らを下ろす前に、ミを上げなくてはならない。

そのためには先にミにご飯をあげなくてはならない。

あげたって、食べ終わらなくては連れて行かれない。

上からは、ピョンピョンカシカシーと絶え間なく聞こえてくる。

手術まであと4日。

こんな感じなので、手術のリスクなどにはまだ頭が回らない状態である。