もう我が家の猫たちが揃って、平和な日々を過ごす事はできないのか・・・、と暗澹たる気持ちで思っていたが、どうやら避妊手術で元通りになる可能性が大きいと分かり、一安心である。
とは言え、手術まで後4日。
一触即発状態のエルとミが顔を合わせないようにするのは、結構大変な事であった。
今朝も朝方からエルに鳴かれたが、出してやるにはリビングにいるミを連れてこなくてはならない、エルと顔を合わせないように。
そんな事を朝方からやりたくなかったので鳴かせておいたが、お陰で寝不足である。
エルの朝ご飯を持って入って来たダンナに「エル、もうウルサイ、超ウルサイ~~EE:AE4E5」と文句を言う。エルを悪く言われたくないダンナは速やかにエルを回収する。
ミのほうもそれなりにやってくれた事だろう。
もうちょい寝させてEE:AE595
このように、エルが私と寝る寝室にはミのにおいをつけたくないので、ミは入れられない。
しかし、ミを隔離する娘ぶー子の部屋は、地獄ほど散らかっていて(地獄は散らかっているのか??)、まるで部屋全体が猫のトイレである。
ぶー子もそれは分かっているようで、長時間入れたがらない。
困ったものだ。
ミを上げればエルを下げる、エルを上げればミを下ろす。
常にどちらかは、ひとりぼっちで隔離されているのである。
暖かい部屋で静かに寝る3匹とどちらが可哀相であるかは、一目瞭然だ。
しかし、ミとエルとどちらが可哀相かというと、実際はどちらも可哀相なのだが不公平な結果になっている。
ミは観念してすぐ寝てしまうのに対し、エルは「出して~~!!出して~~!!」とドアにピョンピョン飛びつくのである。
リビングにいても、その音は聞こえてくる。
彼女はひとりぼっちが嫌いなのだ。
虐待でもしているような気持ちになる。
かと言ってミばかりを隔離するのは可哀相である。
そんな時は、大五郎をエルの部屋に投入する。
どうやらエルは、ダイにだけは歯向かわない。
もしかしたらダイだけがオスだからなのかもしれない。彼女は今、春EE:AEB5Cなのだ。
しかしダイも、リビングがいいのである。
そんな時ダイは、ドアの下を両手で掘るのだ。掘れないが、掘り続けるのである。
かくして、エルのピョンピョン跳ねる音とダイの掘るカシーカシーという音が聞こえてくるようになる。
辛い。
仕事から帰ってくると、玄関で靴を脱いでる時点でもうピョンピョンカシカシーと聞こえてきた。
しかし彼らを下ろす前に、ミを上げなくてはならない。
そのためには先にミにご飯をあげなくてはならない。
あげたって、食べ終わらなくては連れて行かれない。
上からは、ピョンピョンカシカシーと絶え間なく聞こえてくる。
手術まであと4日。
こんな感じなので、手術のリスクなどにはまだ頭が回らない状態である。