人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

・・・して、今日も。

ふあ~~~、良く寝た。

昨日カラオケから帰ったのは7時半ごろだと思われるので、8時にはもう寝ていたはずである。

夜中に喉が渇いて目が覚めたが、ジュースを飲んで落ち着いたら今度は気持ち悪くなってきた。

頭痛薬を飲んだばかりだったので吐かずにこらえたが、そのまま朝である。

ずっとエルと寝ていたが、本当に猫は良く眠る。

それでもお腹が空いたり飽きたりすると部屋を出たがるはずなのだが、エルに限ってはそういうことがない。

寝室にいれば、寝れるだけ寝倒すのである。

本当にいっくらでも眠る。

そんなんで私もなかなか起きれないのである。

ダンナが起こしにきた時にエルは連れて行ってもらったが、ダンナの腕をすり抜けてこっちのベッドめがけて走ってくるエルだ。

もういい、もういいよ、私はこのまま一生ここでエルと寝ている、とその時決心したが、ラーメンの誘惑に負けて起き出すのであった。

ラーメンを食べると腹が膨らみ、今度は眠くなる。

家に着くとソファで目を閉じたが、「ビールが冷えてない」というダンナの声がする。

ダンナは冷えたビールを買いにスーパーに行き、私はその数分の間だけでも、と眠る。

当然寝入りの一番いい時にダンナは戻ってくるのだが、プシューと缶を開ける音で体を起こした。

この世の中に、酒とラーメン以外に私を起こせるものはあるのだろうか。

ラーメンも消化されてきているので、つまみが欲しい。

冷蔵庫にはタラコと明太子が3パックもある。

半額に値下げされていたので衝動買いしたのだが、他にも鶏肉やら生クリームやら、賞味期限の切れたものが入っている。

そしてもうひとつ。

現実を知るのが怖くて逃げてきたが、鍋には金曜日に作りかけたポトフが入っているのだ。

保温鍋に入れっぱなしだ。

絶妙な生暖かさが保たれたことだろう。

あとはきのこ類を足すだけだったのに、きのこも切ってあったのに、なぜこの状態で果てるのだ、ぽ子よ。

ああ、あのフタを開けるのは誰・・・。

なもんで、今日も飲んでいる。

この分じゃそう長くはなさそうだが、娘ぶー子が帰ってきたら晩御飯がない。

・・・ポトフ・・・か・・・。