もちろん二日酔いだ。
あのバーチャルゲームのせいで、週末はひどく飲んで夜更かしするようになってしまった。
気が付いたらソファで寝ていたが、そんなんで今日も昼まで起きれなかった。
一方、清く正しい週末を過ごしているダンナは朝から活動し、昼にはすっかりお腹を空かせて起こしに来るのだ。
かくして正しい腹ペコさんと寝起きで二日酔いのグロッキーさんが一緒に食事に行く事になる。
ちなみに娘ぶー子は中間の「夜更かしして朝寝坊、でも二日酔いではない」という状態である。
今日は車で食べに出たので、その足で買い物して帰って来た。
DIYショップのペット用品売り場に、ペット用湯たんぽを売っていた。
正確に言うとそれは「湯たんぽ」ではなく「ゲルたんぽ」である。
レンジでゲルを温めて、それを専用の袋に入れるのだ。
これなら簡単だし、電気を使わないところがいいじゃないか。
2千円。
「やめなっ!!こんな小さいの!!高いじゃんか!!こんなの猫が使うかどうかわかんないよ!!」
ぶー子は猛反対した。
しかし私には自信があるのだ。
猫が使うかどうかではなく、猫が寝ているところに置けばいいのだ。
エルは人にくっついて布団で寝るからいいが、ラとミはこの寒いのに、誰もいないリビングでピッタリくっついて寝ているのだ。
かわいそうじゃないか。
「あんた、可哀想じゃないの?ラとミが!」
「くっついてるから暖かいよ!!」
「寒いからくっついてるんだよ!!」
しばらく言い合ったが、私はダンナに買わせる自信もあった。
彼はエルにかまけていて、先住の二匹を放置しているのだ。
可哀想だと言えばグーの音も出ないだろう。
「・・・小さくない?」
やはりダンナもまずはこう言った。
サイズはこれしかなかったが、「もし倍の大きさで4千円だったら買うの?」と言ってたたみ込んだ。
と言うか、こういう場合私が絶対引っ込まないのを知っていて、面倒な時間を短縮しただけかもしれないが。
次に古本屋で本を2冊買い、家に戻ったら寝る事にした。いつもの休日である。
これからDVDを観るが、どうすんのかな?酒。
ウッ、あんま飲みたくない・・・。