人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

二日酔いだった

飲み過ぎた・・・。

昨日は「わたみん家」で中生を2杯、ウィスキーの水割りをダブルで2杯、焼酎のお湯割りを3杯飲んで帰り、

家でワインを1人で1本空けてしまった。

記憶がない。

なぜ和室で寝ていたのだ?

頭が割れそうに痛い。

薬が欲しいが動けない。

誰か早く起きて来ないか。今何時なんだ・・・。

しばらくすると、隣のリビングに誰かが降りて来た。

娘ぶー子が用もないのにダンナより早く起きるはずがないから、ダンナだ。

早く来い、この部屋に来い。

来ない。来て。・・・来ない。

呼ぼうにも大きな声を出すと頭にヒビが入り、そこから脳みそが噴き出して来そうだ。

しばらくすると、テレビの音が聞こえてきた。

どうやらアニメだ。

ぶー子だったか。

ぶー子は難しい番組は見れないので、いつもアニメばかり見ている。

先週はデジモンを見ていた。

ちょっと席を外したときに誰だかが進化したので、「進化したぞ~~~!!プッ。」と大声で教えてやったら

「ガルルモンでしょ。」と、つまらなそうに言った。

別のチャンネルですでに見ていたらしい。

2度も見る番組か、これは。

復習というのは勉強に生かして欲しい。

ちなみにぶー子は高校生である。

「・・・お~い・・・。」

3回ほど呼んでやっと返事が返ってきた。

「ナロンとジュースを・・・。」主語を言うので精一杯だ。

しかし毎度の事なので充分通じる。

もしかしたら何も言わなくてもわかってくれるのではと期待していたが、そうなるまでにはもっと何度も二日酔いにならなくてはいけないようだ。

時計を見たら11時だった。

そういえばダンナは11時半からギターのレッスンに行くはずだが、まだ寝ているのか?

起こすためには自分がまず起きなくてはならない。

このまま何時まで寝てるのか見てみたかったが、仕方なく起こしに行く。

ダンナはグッスリ寝ていた。

「しまった!!」と言って慌てて起きたので、入れ違いに今度は私が空いたベッドに入る。

次に起きたら頭痛は良くなっていた。

その代わり今度は気持ちが悪い。

うえ~、最悪。もう飲めない。

飲むシチュエーションではないが、ついいつも二日酔いになると「それでも飲める」のか「もう飲めない」のか考えてしまうのだった。

ダンナがギターから帰って来ると寝室に来て、「何食べる?」と唐突に言い出した。

何ってラーメンでしょう、週末なんだから。

しかし・・・気持ち悪い。

「俺はどこでもいいから決まったら起きて来て。」と言い残してリビングに戻って行った。

気持ち悪かろうが、吐きそうだろうが、ラーメンは食べる。

ラーメン屋に着くなりトイレで吐いた事もある。

ラーメンが好きなのだ。以上。

そしてラーメンを食べたら眠くなった。

ラーメンのせいなのか満腹のせいなのかは分からないが、毎週きちんと繰り返している。

かくして週末は寝てるか食べてるか飲んでるか、という事になるのであった。

家に帰ると猫のミがコンポの上に座っていた。

それを見てダンナが怒り出す。

コンポの上にはダンナの地球儀のコレクションが並べてあり、猫が通るとそれらが倒されてしまうのだ。

「コラッ!!」

「ダメでしょーーーー!!」

「ミー!!」

手を振りかざし、言葉で詰め寄る。

ミはすっかりビビッて縮こまっている。

そこを今度はふん掴んでどかそうとしたので、見ていて可哀相になってしまい、

「こっちにちょうだい。」と言った。

私はラの方を抱いていたのだが、この2匹の差がかわいそうになってしまったのだ。

ソファに座ってお腹に入れると、そのまますぐに寝てしまった。

ミは寒くなってくると、こうしてお腹に入って寝るのだ。

「これでは動けない。ラッキー♪」と私も寝に入る。

そのうち今度はラが、このミ入りのお腹の上に乗ろうと寄って来た。

ラは焼きもち焼きなので、ミが膝に乗っていたりするとその上に平気で乗っかってくる。

そうなると踏み潰されたミは、鳴きながら場所を明け渡すのだ。

今回はうまくラを誘導し、ミに乗らないような形でラを寝かしつけた。

ぽ子、凄い。猫にモテる。猫、上手に操る。なんちゃって。

しばらくすると「もうそろそろ行かないと・・・。」とダンナに起こされた。

エルの面会に行くのだ。

しかし2匹の猫が気持ち良さそうに寝ている。

これを起こすなんてできない。

「・・・鬼になって♪」

この猫たちを起こす悪役はいつもダンナにやってもらう。

「起こしたのが誰だかわかるように、顔をしっかり見せてね。」と優しくアドバイス。

しかし今日の起こし方はいつもと違った。

まずはラに向かって声を掛け、顔を上げたところで「ハァ~~~!!」と息を吹きかけた。

昼のラーメンにニンニクがたっぷり入れてあったのだ。

ラは顔をしかめて一目散に逃げた。

次のミも同じだ。

服をめくるとミは眠そうに目をシバシバしていたが、ダンナの吐息で退散した。

ダンナ、凄い。ニンニク、凄い。

面会の帰りにまたニンニク入りラーメンを食べる。

眠くなるが、私にはブログの更新がある。

ダンナはすぐに寝てしまったが、私は飲みながら記事を入れる。

寝ないためには飲むより他ないのだ。

なんだ、結局今日も飲んでしまった。

こんなに飲んで大丈夫なのか?

これからは平日飲み過ぎないようにしたい。