<日付が変わってしまいました。これは昨日、土曜日の話です>
日に日に良くなっている。
おとといよりは昨日、昨日よりは今日。
だから今日はこれまでで一番良い状態なのである。
呼吸がずいぶん楽になった。
まだ早い呼吸ではあるが、前のように大きくバコバコしていない。
そして「まだ早い呼吸」とは言ってもこれでもずいぶんゆっくりになった。
心配だったのでこれまでも良く呼吸の長さを計ったが、
そもそも、「吸って吐いて」を1とすると1秒に2回だった。
今は2秒で1回だ。
先住のデカ猫で3秒に1回ぐらいか。
元気になってきて、良くじゃれるようになった。
そうするとやはり呼吸が乱れるのだが、それもだんだんなくなってきた。
実は今日もまた遊びすぎて疲れさせてしまったが、デロンと横になって呼吸は早くなったが
以前のようにバコバコはち切れそうな大きな呼吸ではない。
酸素の量も、単位はわからないが順調に減ってきている。
ここに来た時は「5」であった。
今日は「1.25」だ。
ペッチャンコにつぶれた胸の形を変えるマッサージは毎日やってくれてはいるらしいが、
これは効果が実感できるまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。
先生曰く、まだほとんど変化はないと。
だからこの回復は、肺炎が良くなってきているという事になる。
元凶は胸骨だと思っていたが、どうやら肺炎も相当悪かったようだ。
ただ1つ、心配な事があった。
ずっと下痢をしていると言うのだ。
そういえば前の病院に入院していた時の面会中に、一度ウンチをしたことがあった。
水のような下痢だった。
そんなウンチだから放っておくと体中ウンチまみれになってしまうので、
大急ぎで処理をしてもらった。
酸素のケースから出すと呼吸が苦しくなるので大変だった。
看護師さんも一所懸命ウンチを拭いたり敷物を取り替えたりしてくれているのだが、
飼い主の私はエルの呼吸がどんどん悪くなっていくので気が気じゃなく、
「すみません、呼吸が、呼吸が・・・。」と横でパニック寸前であった。
あれからずっと下痢なのか。
いや、前の病院でもっともっと前に、「ウンチで体が汚れちゃったんですが、いまは洗ったりするのは危険なので・・・。」と言われたことがあったな。
つまりもうずっとずっとずっと前から下痢っぱなしなのだ。
何でなんだろう?
病院でも色々検査をしてくれると言っていたが、返答がないのは原因がまだわからないという事なのだと思っていた。
もしかしたら猫缶が原因かも、と言われたのは3日ほど前だった。
カリカリのご飯に比べて缶詰は水分が多い。
増してやエルの食べているa/dという缶詰はペースト状なのでもっと水分が多いのかもしれない。
そこで看護師さんがカリカリをあげようとしてくれたらしいのだが、
食べないと。
水でふやかしても、砕いてもダメ。
そこで私も色々考えた。
勝手に食べさせてもいいと許可をもらったので、こっちでも面会中に挑戦してみることにした。
どうしたら食べるだろう?
a/dは食べるのだ。
だったらa/dに混ぜたらどうだ?
最初はカリカリを粉ぐらいにして、量を少なめにして。
思いついたらすぐにでも与えたくなったが、平日は買いにいく時間がない。
a/dはちょっと特殊なシリーズなので、大きなペットショップか病院にしかないのだ。
なので待ちきれなかった私は、金曜日に看護師さんに提案してみたのだ。
なんてうるさい飼い主なのだろう。
頼まれもしないのに「ふれあいくん」を持って来たり、
実はネブライザーの治療用にもまたひとつケースを作って持って来たり、
でしゃばり過ぎだ。
しかしじっとしてられないのだ。
エルのために何かしたいのだ。
そして昨日の面会の時に「変わったことはないですか?」と例の挨拶をすると、
「それが・・・。」と言うのでビビッた。何っ?!
「いつも食べているa/dにカリカリを混ぜたら食べたんです。そうしたら、いいウンチが出ました。」
いいウンチ!!
あぁ良かった。
こんなに下痢が続くなんて、もしかしたらなにか悪い病気になってるんじゃないかと心配していたのだ。
良かった良かった。
後はじっくり時間をかけて肺炎を完治させて、肋骨のマッサージを続けるのみだ。
エル、もう少し頑張れ!!
ぽ子、焦るな!!