2006年のアニメ版である。
監督:細田守
原作:筒井康隆
ある日、偶然からタイムリープできる能力を手に入れてしまった真琴。
以来、気に入らない事態が起こるたびに時間を戻してやり直していたが、中には消してはいけないものもある。
やっとそれに気付いた真琴だが、果たして間に合うのだろうか。
まず、絵に違和感があった。
きれいな背景とは対照的に、キャラクターの線がラフすぎるのだ。
きっとそういう味を出したかったのだと思うが、慣れるまでちょっと時間を要した。
しかし、慣れてしまえばむしろ魅力的である。
主人公・真琴に千昭と功介、3人の距離が絶妙で正直羨ましいぐらいだが、絶妙すぎて現実味が薄い。
あくまでドラマとして楽しむストーリーだろう。
この手のタイムスリップものの常で、話がややこしく、辻褄をあわせる事が難しい。
深追いせずに自然に観る他ないが、ちゃんとした正解のようなものがあるのだろうか?
解説が欲しいところだが、残念ながら私が調べた限りでは納得のいく筋書きはなかった。
しかしいちいち深いことを考えなければ、面白く感動的な話である。
特にラストシーンの切なさは、前半のコミカルな場面と対照的でグッときた。
楽しんで観たが、どうしても納得のいかない部分が残り、消化不良である。
それさえスッキリすれば、手放しで高い評価を出したいのだが。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆ 遭難した。納得したい。
ぶー子のオススメ度 ★★★☆☆ 訳わからん。