人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

角煮や草むしりした

「黄身、食われてやんの。」

昨日からケンカしていて口をきいてなかった娘ぶー子が朝ご飯を食べ出した時に、向かいに座っておもむろにニヤッと笑ってみたら、彼女はまずこう言った。

昨日は昼まで寝ていたぶー子を叱り飛ばしているうちにお互いエキサイトしてきて、最後には口をきかぬまま夜になった。

昨日の晩ご飯はラーメンであったが、付属の具だけでは寂しいのでゆで卵を作り、ふたつに切って乗せてやった。

気まずいままラーメンを一緒にすする気にもなれなかったから、ぶー子とダンナの分だけ先に作って出した。

私のゆで卵だけが半分に切られて小さな皿に入り、ラーメンが出来上がるのを待っていた。

ぶー子達が食べ終わり、私もブログの更新が一段落したからそろそろ自分の分を作ろうとキッチンに行ったら、卵の黄身だけがなくなっていた。

「黄身がない!!黄身だけない!!」と騒ぐと、「そういえばエルがさっき口のまわり舐めながら歩いてたよ。」とダンナ。

その時ぶー子は全くの無表情で何の反応も示さなかったのだが、今朝になって開口一番、こう言ったのだ。そして間を置いて「ダセー。」とも言った。悔しい。

そんなぶー子の朝ご飯は、金曜日に作ったうなぎの混ぜご飯半人前だけだ。

これではあまりにもひどいので、日曜に酔っ払って買って帰ったパンをつけようと思ったら、「それは学校に持って行く。」と言う。

今日は弁当ナシだと思っていた。通信にもそう書いてあったが、どうやらぶー子は新入生歓迎会の準備がらみで午後があるらしい。昨日ケンカしたから言えなかったようだ。

ちょっと待て、じゃ、弁当を・・・米が無い。

あれ程あった冷凍チャーハンはどこに行ったのだ?私は一口も食べてないぞ。

ぶー子、どうせお前だ。お前は今日弁当に入るべきチャーハンを、いつだか知らないが前倒しで食べてしまったのだ。

だから今日はやっぱり弁当はナシね♪そのパンあげるよ。

8時過ぎにぶー子は「激しく腹が痛ぇ!!」と言いながら急いで出かけて行った。

フー。いつもの生活が戻ってきたな。

昨日はサボッた家事を今日は頑張ってみるかっと。

まずはゴミ捨てだ。

土曜日の昼に食べたケンタのチキンの骨が、まだあのでかい箱2つに入ってレンジの中にある。

せめてひとつにまとめれば他のゴミも入るのだが、いや、ここはゴミの一時避難所ではないだろう、いや、やっぱそうだ、ゴミの一時避難所です。と言うか「一時」どころではないが。

だからもう臭い。何とかしなくては。

だいたいコーヒー温め直す度にこのカーネルサンダースの顔のでかい箱を2つどかし、コーヒーを暖めてる間にはエルが箱に噛み付き、それに気付いて箱を取り上げ、チンというまで持っている。

私はぬるいコーヒーが嫌いなので、ちょっと冷めるとすぐにレンジに行く。その度この作業だ。

やっとそれもここまでだ。

あちこちのゴミを合体させてゴミ袋をパンパンに肥やしてから外のゴミ箱に行く。

その時チラッと庭が見えたが、見たくなかった、雑草だらけだ。

ファック、意味の無い草どもめ、せめて花でも咲かせやがれ。

今日は草むしりだ。やりたくないが、かなり育っていて恥ずかしい。

恐ろしい事に前回痛い目にあったあのトゲッソー(命名byぽ子)がまた大きくなっていた。

あぁもう、風呂掃除をすればトイレが汚れている、トイレを掃除したと思ったら玄関が汚い、たまに庭を見ればトゲッソーだ。

永久に家事である。

この終わりのない家事のループに終止符を打つつもりで敢えてすぐに庭に出た。

無駄な抵抗だが、少なくとも一度むしってしまえばしばらくは放置できるだろう。

臭い。

どうしてこう、どこもかしこも臭いのだ。

しかしこれは私のせいじゃない。

なぜならこの臭いは「フン」だからだ。いくらなんでもこんなところで私はしない。

野良猫だろう。

芝生がボーボーで臭いの元がわからない。地雷状態だ。

う~む、これは近々芝刈りだな(泣)

トゲッソー、痛くて抜けなかった。明日、見てやがれ。

こうしてしゃがみつつ雑草を抜いていったが、庭の端まで来て見つけたものは、

前回の草むしりの途中のままのゴミ袋であった。

まだ入ると思って置きっぱなしだったのだ。

しかし今回の袋も一杯にならなかったからその隣に置く。忘れませんように(笑)

部屋に戻ったらエルを肩に乗せて掃除機をかける。

なぜ猫を肩にのせるのか?

わかりませんねぇ~。

嫌がって降りようとしていたが、その度に肩を上げて降りさせなかった。

右に来たら右肩を、左に来たら左肩をヒョイヒョイっと上げながら掃除機をかける。

何だかスゴイ。プロっぽい。

風呂も洗った。アイロンもかけた。

頑張りすぎだ。明日の朝からはゲームやる。

眠くなった。

角煮の話はナシ。