「もう参りました」という程眠くなるまで、頑張って起きていた甲斐あって、寝入りは良かった。
その変わりに朝方目が覚めて眠れなくなった。
まだ暗かった。
明るくなったら嫌だな、と思っていたが、やはり明るくなった。
チクショウ、朝になっちまった。
眠りたいんすけど。
結局今日も寝不足だ。
寝る気満々でとりあえず起き、ダンナと娘ぶー子を見送った。
もちろんすぐに寝たかったが、寝不足続きで家事がたまっている。
「洗濯だけ・・・。」
「ゴミバケツだけ・・・。」
「流しだけ・・・。」
「掃除機だけ・・・。」
「広告の片付けだけ・・・。」
結局、9時45分に寝ることを諦めた。
クソッ、今週は1日短かったのだ。
休日散らかして平日片付けるのなら、散らかす日が1日多くて片付ける日が1日少ないという事である。
その上寝不足と二日酔いだ。片付く日がない。
トイレの中には、トイレットペーパーが12個入っていたでかい袋が、そのままデンと置いてある。
ひどい有様だ。
しかし今日からぶー子の学校が再開した。
つまり彼女が友達を連れてくる可能性があるのだ。
いつも不意に連れてくるので、あちこち汚くて恥ずかしい思いをしていた。
トイレはもちろん、階段、玄関など、ぶー子とその友達が通りそうな場所を重点的に掃除する。
洗濯は部屋干しだ。
できればやりたくなかったが、ぶー子がこの休みに部屋の掃除をして、大量の洗濯物を出した。
洗濯機、閉まらなくなった。
その上、友達の分まで袋に入れて置いてあり、風呂場はとても狭くなった。
部屋干しをするなら先に掃除機をかけなくては。
あぁもう、あれをやるためにはこれが先で、これをやるためにはあっちもああしなくては。
全て自分が悪いのだが、忌々しいことこの上ない。
腰を屈めて掃除機をかけていたが、ふと猫タワーの上を見上げると、3匹の猫がいた。
ラ、仏頂面、ミ、仏頂面。
姉妹だからそっくりである。
しかし最上階のエルときたら、罪な顔してやがる。
えこひいきはいけない、えこひいきはいけないと思いつつも、どうしても萌えっとなってしまう。
しかし、ひとたび手を伸ばして触ってしまうと、「やだっちゃ!!」とばかりにウナギ状にすり抜けてしまう。
つれない娘である。
張り切り過ぎて、午後の仕事が遅刻寸前であった。
いつも遅刻寸前だが、家を出た時間がいつもより遅かったのだ。
狂ったように自転車を漕ぎ、タイム差を縮めた。
タイムカード、12時58分。
そして仕事が終わって家に帰ると、やはりぶー子は友達を連れてきてた。
そしてあろう事か、リビングで寛いでいたのだ。
私に気付き、ぶー子達は急いでリビングを出て行ったが、なぜ、一生懸命階段やトイレを掃除したのにこっちに入るかな!!
「や、結構きれいだったからいいかと思って。」
ぶー子の「きれい」の基準は、とても低い。
なぜならぶー子が「きれい」と言ったリビングにはモッサリと洗濯物が下がり、汚れた猫のトイレからは悪臭が漂い、キッチンは午前に晩ご飯の支度をやりかけたままになっていた。
テーブルには化粧道具が散乱していたし、3つあるゴミ袋は全て中身が飛び出している。
どこが・・・、どこがきれいなんじゃ・・・(泣)
「ちょっと、でも私の話も聞いてよッ!!」ぶー子が反発する。
「風呂入りたいって言うからそれを待ってる間に・・・、」
「風呂!?」
風呂!!
風呂場の隣の脱衣室は、生ゴミのような臭いが充満していた。
午前にタマネギをふきんでもみ洗いしたのだが、洗濯機に入っているそいつが臭っているのだ。
風呂場は昨日入った時に、魔が差して壁をこすって洗ってあったが、届かない部分がカビっていた。
くそ~、もうちょっとあのカビを育ててからカビキラーで一掃しようと思っていたのだ。
仕事後だが、私は流しをきれいにし、猫のトイレを掃除し、洗濯機からタマネギ臭いふきんを取り出して良く手で洗って戻した。
勝手にこちらのテリトリーに入ったぶー子も悪いが、普段からきちんとしていればこんな事にはならないのだ。
しかしこうならないためには、充分な睡眠が必要である。
そのためには、う~~~、
さしあたって、そこが問題である。