目覚ましが鳴った途端に、花粉の事を思い出して鼻がムズムズしてきた。
次には歯医者のせいで2度寝出来ない事を思い出し、もの凄く起きるのが嫌になった。
今日こそは早く起きようと思ったのに。
遅くとも6時半には起きたいのだが、今日も起きたのは40分だ。
顔も洗わず無愛想にオムレツを焼く私の横で、ダンナは自らご飯をよそる。
猫のご飯を出し、コーヒーを入れる。
娘ぶー子のご飯を作り、弁当を作る。
洗濯が終わり、干しに出たらゴミ捨てだ。
さあ今日食べるラーメンのリサーチだ・・・と思ったが、もう出勤の時間だ。
なんて忙しいのだ、朝の出勤、恐るべし。
普段の勤務時間を午後からにして本当に良かった。
今日も朝から昨日の続きだ、ネジッティ。
相変わらずチューブが何度もシリンジから外れ、その度に中身がドロドロとあふれ出し、アンガがニヤニヤと笑う。
「まぁ、経験ですよ。こんなの慣れれば屁ですよ。」課長はノンビリと言う。
「屁、です。」
彼の事は前にもネタにしたが、本当にノホホンとした雰囲気で力が抜ける。
「課長」http://navy.ap.teacup.com/applet/hy-dr/20070119/archive参照。
真面目な顔をしてゆっくりと言葉を選ぶように喋るので、こちらも真剣に聞かなくてはと構えるのだが
どうもちょっと予想とは違う方向に流れていくのだ。
この間もこうして一緒に仕事をしている時にゴーストバスターズの話になり、
課長は「背中に機械をこう背負って、掃除機みたいにオバケを吸うんですよね・・・。」と本当におもしろそうにニコニコしながら言った。
そして仕事をしている手元に顔を戻すと真顔で
「・・・画期的です。」と言った。
そんな課長が「屁です。」と繰り返すので私も何か言わなくてはと思い、
「そうですね、こんな仕事、そのうち寝ながらできるようになりますよね。」と言った。
軽い気持ちで言ったのだが、間があってから課長はこう言った。
「・・・それ、いいですね、寝ながら。」
人間も光合成できればハラが減らなくて済むのに、とまじめに言っていた課長だ。
また私は爆笑してしまった。
課長は楽しそうに続ける。
「そうしたら家で朝までずっと起きて遊んで、そしたら会社で寝ながら仕事するわけですよ。」
あぁ・・・。
私は彼の「将来は田舎暮らしでノンビリしたい」と言う夢が叶う事を心から祈る。
3時に仕事が終ると一度家に戻り、準備をしたら西荻窪の歯医者に向かう。
中央線で爆睡してしまい、ハッと目が覚めるとちょうどどこかの駅に着いたところだった。
迷ったが慌てて降りた。降りてみたらまだ吉祥寺だったので、そ知らぬ顔をして歩き出し、そ知らぬ顔をして別の車両に乗った。なんだ、寝たのはひと駅だったか(怒)
西荻に着くと、予約時間までもう後10分を切っていた。
ここからは近いが急がなくては。
歯医者への階段を上ると私の前にもひとりオジサンが歩いていて、彼も同じ歯医者に入って行った。
あれ?私、予約してあるのに、飛び入りか??
違った。
1週間、間違えて来てしまった。
オッチョコチョイにも程がある。
あぁ恥ずかしい、私はヘラヘラ笑いながら歯医者を出た。
さて、どうしよう。時間は5時だ。
どうせダンナの仕事が終るまでまだまだだし、新宿のマンガ喫茶のパソコンでラーメン屋探しでもしながら待とう。
3丁目のPOPEYEだ。
マヨ味のアラレを買って梅こぶ茶を持って、個室のマッサージチェアに座る。
パソコンをつけると、そこで携帯がブルッた。ダンナだ。
「今日はもうすぐ上がれそうだよ♪」エエッ!?
マッサージチェア、初めてなのに・・・。来たばっかりなのに・・・。
・・・と言うような事を素直に言うと、「じゃあもうちょっと仕事あるから・・・。」と言ってくれた。・・・す、すみませんです、マッサージチェアが。
金を払って家でもできることをするのはシャクだったが、時間一杯、ラーメン屋調べであった。
しかしちょっと待て。マッサージチェアがあるじゃないか。
私はマッサージとか肩もみとかにはあまり興味はないのだが、せっかく座ったのだ。
娘ぶー子が熱烈に欲しがっているシロモノだ。そんなに凄いのか?
スイッチを押してみた。
ンゴゴゴゴ・・・とおもむろに背中に硬い塊が押し当てられゴリゴリ上下し始めた。
痛いっ、なんじゃこりゃ。
それから始まり、あちこち押されたり揉まれたり振動したりだ。
こんなもの、こんなものは、・・・悪くないかも。
痛いといえば痛いが、そのうちウットリしてきた。これは凄いかも。
もっとやっていたかったが、結構音がうるさかったので止めた。
一体こんな所で本当にマッサージチェアのスイッチを入れる人はどれくらいいるのだろう?
ダンナは予定よりも遅く来てくれたが、ラーメンリサーチで終わってしまった。
マンガは死ぬほどある。
雑誌もある。
DVDもある。
ゲームもある。
テレビだってスカパーだって見れる。
お菓子もカップラーメンも酒もある。
いつかナイトパックで来てみたいものだ。かなり本気で。
ラーメン食べて家に向かううちに、花粉症の症状がひどくなってきた。
今は鼻にティッシュを詰めて、ワインをストローで飲んでいる。
キーボードを打つので両手はふさがっているし、鼻からテュッシュがブラ下がっているのでコップからダイレクトに飲めないのだ。
鼻が完全に詰まって頭がボーッとしている。
文章にまとまりがないと思いますが、どうかしばらく勘弁して下さい。すみません。
ではフライデーナイト。