金曜日は会社の忘年会だった。
超行きたくなかったので、サッサと帰ってそれから記事をUPしようと思ってたのに、
帰ってきたのは日付が変わってから。
これだけ行きたくない忘年会でも、結局しっかり飲んで帰って来るから呆れる。
だいたい、みんなつまらないのだ。
いい人ばかりなのだがみんなすごく真面目で、話が全然合わないのだ。
もうこの会社に来て半年になるが、いまだに話をする時は、慣れないご近所さんや保護者会で初めて隣に座った人と話をしているような感覚だ。
私の部署は女5人、男3人だが、忘年会に来た女4人の中でまともに酒を飲めるのは私ひとりであった。
酒飲みであることは早い段階でカミングアウトしてあったが、それを酒を飲めない人たちが面白がって
「どこまで飲めるのか見てみたい(笑)」と言って、ジャンジャカ飲まされた。
別に、好きなものを「まあ飲んで。」と言われるのだから屁でもないが。
「良かったらこっちのケーキも食べて。」と言われているようなものなのだ。
あっという間に私の前に、ビール瓶とウーロンハイとあんず酒と日本酒が並んだ。
もうお腹がゴボゴボだ。
酒は飲む、話は合わぬ。
酔っても外に出すところがないのだ、苦痛。
やっとお開き予定の9時になったが、一向に終る気配はない。
それどころか、いい具合によっぱらった専務が私の隣に座り、語り出したからたまらない。
9時15分を過ぎた頃に、やっと課長が立ち上がった。社長息子・26歳。ベロンベロンに寄ってフラフラだ。早く〆てくれ。
「え~~~、では~~~、ここでまだ社長の声を聞いてないのでぇ~~、社長からひとことぉ~・・・。」
すると周りが「しゃっちょっうっ!!」「しゃっちょっうっ!!」と手拍子ではやし立てる。もういい、早くしてくれ。帰りたいのだ。
「え~?じゃ、専務どう、専務は。」奥さんの専務に振る。すると今度は「せっんっむ!!」「せっんっむ!!」と盛り上がる。いちいち何なんだ。ガックリと肩が落ちる。
「んじゃぁああ~~・・・。」とやっと専務が話し出した。
酔った専務が熱く語り、社長が「めざせ、ISO取得!!」と言い、課長が「皆さんのおかげで今年もこうして無事、1年の終わりを迎えることができました。」と言い、
10時にやっと開放された。
ところがその後、私はちゃっかり2次会の席にいた。
専務がいたので帰りにくかったのもあったが、酔っていたのも事実だ。
サッサと帰るつもりがなかなか言い出せず、結局1時頃になってしまった。
酔いばかりがまわり、ちっとも面白くなかった忘年会だった。
歌った歌は社長とのデュエット2曲だけだ。「東京ナイトクラブ」、「別れても好きな人」(泣)
もう行かない。
自転車、置いてきちゃったから取りに行かないと(泣)