眠れない、という問題は、薬でほぼ解決した。
欲をかけば、もっと寝入りから朝までキッチリ眠りたいものだが、病院を変える以外に打つ手がないので甘んじている。
担当の医師曰く、「我々ぐらいの歳になったら、もうぐっすりなんて眠れませんよ」である。まるで治療を投げたような言い草に腹も立つが、これからまた病院を変えて薬を変えて、果たしてここまでいい状態に持っていったものが崩れないとも限らないのだ。
以前に比べれば、素晴らしいと言っていいほど良くはなっている。ここから先は、「欲」である。はぁでも、たまにはぐっすり眠ってみたいものだ。
薬の影響か、朝の家事がひと段落して座ると、テキメン眠くなってくる。それはもう凄い強引な睡魔で、もう逆らわずに一度寝ることにしている。
しかしだ。ここでもまた眠れないのである。
以前は二度寝で寝不足を取り返したりしたものだが、例の「寝入りに引き戻される」ヤツで、目が覚めてしまうのだ。
しかし朝からぐっすり寝てしまう訳にはいかないので、これは案外いい仮眠になっていることに気が付いた。
思えば、昼寝もできなくなった。
睡魔は来る。眠いから横になるが、これもまたすぐ目が覚めてしまうのである。
よく考えてみると、これはそんなに最近からのことではない。
もしかして、我々の歳になると本当にもうぐっすりは眠れないのかもしれない。
受け入れてしまえば、悪いことばかりでもない。これまでどれだけ睡眠で時間を無駄にしてきたことか。
仮眠で十分頑張れるのだ。頑張れなければ休めばいいのである。
フワフワのアイマスクを買った。これで仮眠の質も上がったような気がする(笑)
時間がないとボヤく私に、神様がうまくバランスをとってくれたと考えよう。
1日は24時間しかない。
人生後半戦、寝てる場合じゃないのだ。