こんな風に人を救う医師の役を演じたロビン・ウィリアムズが、自殺と言う形で亡くなったのは皮肉なことです。

監督:トム・シャドヤック
キャスト: ロビン・ウィリアムズ、 モニカ・ポッター
自らの入院体験で、医療のあるべき姿を知った”パッチ”。
苦悩の中に生きて来たパッチに、「医者になる」という夢が芽生えたのだ。彼は、医大に入学する。
しかしそこでの学びは彼の理想とは程遠く、学部長とはたびたび衝突することに。
愛と笑いで患者を癒し、生きることの質を上げる。パッチのやり方はこれまでの医療現場にはなかったもので、危険を感じた学部長にパッチは放校へと追い込まれていく・・・。
1969年、実話に基づいている話とのこと。どの辺までが?と思うところもあるが、医療をもっと心温まる場にしようと言う試みは現代にも通じるものがあるだろう。病院は死を遠ざけるものではなく、生の質を上げることだという言葉に共感を覚えた。
しかしパッチのその「やり方」はいかにも映画的で、現実味に欠ける。理想を追う夢物語の域を超えていないように感じ、感情移入はしにくい。
そんな中で起こる「事件」は衝撃で、夢に背を向けるパッチの行く末に目が離せなくなった。
最後はまぁ綺麗にまとまりすぎではあるが、気持ち良く観終わることができたのだ。
良し悪し半々ぐらいかな!?
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆