人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子57歳。

パーフェクト・ワールド

童話「ごんぎつね」の作者・新美南吉は、「ストーリーには悲哀がなくてはならない。悲哀は愛に変わる。俺は悲哀、すなわち愛を含めるストーリーをかこう」と語っていたことがある。

「ごんぎつね」に通じる、切なく悲しい、しかし愛のあるストーリーだ。

     

   監督:クリント・イーストウッド

   キャスト:ケビン・コスナー、T・J・ローサー

 

同じ監房の仲間と脱獄したブッチ。

逃亡の途中で押し入った家で子供を人質に取り、アラスカを目指していた。

父親のいない少年フィリップと、不幸な家庭で育ったブッチ。

ふたりが飢えていたものが、少しずつ満たされていく。

しかし警察の包囲網は、どんどん近づいていた・・・。

 

シンプルで分かりやすいストーリーだ。それだけに、このふたりがどうなっていくのか、不安はどんどん募っていく。

こういう話は陳腐になりがちだが、先に言ったような「悲哀」が物語を引き立てる。

何とも切ない終わりで、言葉も出ない。

単なる「お涙頂戴」ではない丁寧なつくりが、心に響いた。

 

 

ぽ子のオススメ度 ★★★★★

ダンナのオススメ度 ★★★★☆