「シンドラーのリスト」に感動し、そうだ、アカデミー賞なんかを取ってる作品ならハズレはないかも、と借りたのがこれである。
1990年の作品。
監督:ケビン・コスナー
キャスト:ケビン・コスナー 、メアリー・マクドネル
1863年、アメリカ、テネシー州。
北軍の中尉であるジョン・ダンバーは、自ら希望して荒野のセッジウィック砦へ赴任した。
しかし先にいるはずの仲間は誰もおらず、荒れ果てた砦だけが残されていた。
ジョンはひとりそこに留まり、援軍を待つ。
ところが荒野の住民は彼だけではなかった。
凶暴なポーニー族、インディアンのスー族。
最初の友人は狼の「トゥー・ソックス」である。
ジョンは徐々に荒野の生活に馴染み、そこに自分の居場所を築いていく。
しかし荒野の住民たちの最大の敵は、白人であった・・・。
ストーリーは至ってシンプル、ジョンとスー族の交流、ただそれだけである。
にもかかわらず3時間強という長い時間、まったく退屈することなく最後まで惹きつけられたのはなぜか。
実はそれが今でも良くわからないのだが、異種族間の交流から信頼関係を築いていくという過程が私たちに感動を与えたのだろうか。
不思議な感動である。
それはゆっくり穏やかに胸に広がっていく。
ラストシーンはきっとジョンの気持ちと重なり悲しい気持ちになるだろうが、それは最善の終わり方でもあるのだ。
切ない物語である。
しかし作り話ではない、現実だ。
それは遠く過ぎ去ってしまったが、私たちは忘れてはならないだろう。
ぽ子のオススメ度 ★★★★★
ダンナのオススメ度 ★★★★☆ 文化を大事にするべし!
ぶー子のオススメ度 ★★★★★ 感動大作、さすがアカデミー