つづき。
ストレスの根源は何か。ひとつずつ挙げて、ひとつずつ対策を立てることにした。
・時間がかかる。
・いちいち話が長い。
・結論が遅い。
・無駄な話が多い。
・同じ話の繰り返し。
・堂々巡り。
・人の話を聞かない。
・無茶を言う。
・私の負担を考えてくれない。
こうして挙げてみると、ほとんど父の長話だ(笑)父の話し方とそれによって時間がかかっていること、自分のことしか考えていない、というところに絞られる。
これをどう、ストレスなく回避するか。
はっきりしているのは、父を変えることはできないということだ。父に期待すると、またそれがストレスとなって返って来るだろう。
話が長くて回りくどいのは、昔からだ。何なら私もその傾向がある。優しくなろうぜ。
介護施設の仕事だと思うようにする。私はじーちゃんばーちゃんと話をするのはかなり好きな方である。身内だと思うから、苛立つのではないか。それは私の甘えでもないか。
言いましても、今度は時間の方の問題だ。いちいち付き合っていたら、どんどん時間は失われていくのだ。
なので、優しく聞くが、同じ話だったり直接的な答えじゃなかったりした時は毅然と割り込んで修正する。私は介護職員だ、優しくな!
時間。
終わる時間を最初に決めておく。
今日はもう家のことはやらない。地図だけ終わればいいのだ。ヤッホー!!
無茶と負担は、できそうなことも、できないと言っておく。後でやってみてできた時に、初めてできたということを話す。
能力以上のことをやろうとしない。ストレスを感じたら引き受けない。
これは、自分自身の問題だ。父を責める筋合いではない。
・・・と考えることで、今日を何とか穏やかにやり過ごそうと思う。
まぁそう上手くいくとは考えてはいない。恐らく今回だけで終わらないだろう。そう思うだけで、またストレスがかかる。
仕事だと思うことにした。
ボランティアだと思うから、「なんでこんな思いをしてまで」という気持ちになるのだ。
これまで父からは、何度か小遣いを貰っている。それは父に関することに使うようにしていたが、今回の「報酬」をそこから出そうと思う。
今夜は飲むぞ。
報酬で何か美味しいものかいいお酒かと考えてみたが、実はそんなものはさほど欲しくないことに気が付いた。
ゲームがやりたい。
残り時間は、スーパーの値下げ総菜でいつものお酒をやりながら、ゲームだ。そう思うと、悪くない。
自由という報酬を貰う。
さて、父が帰った後どんな気持ちになっているのか、今は想像もつかない。