思えば、ジョギングをしていた頃もあった。ビリーズブートキャンプに勤しんだ時期もあった。ストレッチ、ダンスエクササイズ。痩せると言っては繰り返した運動の数々。それも完全に途絶え果てて、久しい。
そもそもは、膝を痛めたところからだった。なので膝をかばいつつブートキャンプを続けていたが、今度は肩もやられた。もうどうでも良くなった。治るまでのひと休みのつもりだったが、なかなか治らなかった。何なら肩などまだ痛い。
そんなんで、運動と言うものを全くしなくなってしまったのである。
ブートキャンプには、1回40分程度取られていた。
これがなくなり、その日常が当たり前となると、もうこの40分は返したくない。40分どころか、1分たりとも返したくなくなっていた。
と言うのも、運動をやめても体重は変わらないのである。ちょっと減ったぐらいだ。
しかし、体型は変わった(笑)然るべきバランスだ。引力に逆らえん。
1日5分でも10分でも何かしなきゃと思いつつ、なかなかその一歩を踏み出せないでいた。
そこでミッツの「もっちり宣告」である。病院に行った時に、「これ以上太らないように」と言われてしまった。
確かになぁ、お散歩以外では、寝ているだけだ。一日中。本当に。
体重のことは以前にも言われたことがあり、食べる量と内容(肥満犬用・低脂肪)でコントロールしてきたつもりだ。
まぁギリでオーバーしていないということはある意味コントロールできているのかもしれないが、考えてみれば、あんたも全然運動してないね(笑)じゃあ一緒にやりましょうか。
・・・ということで、走って散歩することにしたのだった。
いきなり走ると、またどこか痛めるかもしれない。まずはゆっくりから始める。走ると言うより、急ぎ足だ。これで一週間。こんなんでも筋肉痛になった。
慣れてくると、少しペースを上げる。少しだ。小走り、というのも大げさなぐらい。
辛うじて両足が浮く瞬間があるから、「歩いて」はいない。
歩幅を狭くして、息が切れないぐらい。
これが、いい感じなのだ。
ジョギングは、ゼエハア言いながら苦しい思いをする。苦行だ。その中に喜びを見つけよという、一種の宗教とでも言っていい。
しかし息が切れないので、苦痛がないのである。どこまでも、行かれそうな気分だ。
実際に「スロージョギング」という走り方があるようで、そこそこ理にかなっているのではないかと思う。
ミッツのスピードも上がり、いくらか負荷がかかっていることだろう。時々クンクンとパトロールのために止まるので、お互いにちょうど良い休憩になっている。
まだ目に見えるような効果はないが、運動をしているのだ、何かしら体に良い作用があろうと信じている。私にも、ミッツにも。
脱もっちり。
運動、再開。