人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子57歳。

脱もっちり

思えば、ジョギングをしていた頃もあった。ビリーズブートキャンプに勤しんだ時期もあった。ストレッチ、ダンスエクササイズ。痩せると言っては繰り返した運動の数々。それも完全に途絶え果てて、久しい。

そもそもは、膝を痛めたところからだった。なので膝をかばいつつブートキャンプを続けていたが、今度は肩もやられた。もうどうでも良くなった。治るまでのひと休みのつもりだったが、なかなか治らなかった。何なら肩などまだ痛い。

そんなんで、運動と言うものを全くしなくなってしまったのである。

 

ブートキャンプには、1回40分程度取られていた。

これがなくなり、その日常が当たり前となると、もうこの40分は返したくない。40分どころか、1分たりとも返したくなくなっていた。

と言うのも、運動をやめても体重は変わらないのである。ちょっと減ったぐらいだ。

しかし、体型は変わった(笑)然るべきバランスだ。引力に逆らえん。

1日5分でも10分でも何かしなきゃと思いつつ、なかなかその一歩を踏み出せないでいた。

 

そこでミッツの「もっちり宣告」である。病院に行った時に、「これ以上太らないように」と言われてしまった。

確かになぁ、お散歩以外では、寝ているだけだ。一日中。本当に。

体重のことは以前にも言われたことがあり、食べる量と内容(肥満犬用・低脂肪)でコントロールしてきたつもりだ。

まぁギリでオーバーしていないということはある意味コントロールできているのかもしれないが、考えてみれば、あんたも全然運動してないね(笑)じゃあ一緒にやりましょうか。

・・・ということで、走って散歩することにしたのだった。

 

いきなり走ると、またどこか痛めるかもしれない。まずはゆっくりから始める。走ると言うより、急ぎ足だ。これで一週間。こんなんでも筋肉痛になった。

慣れてくると、少しペースを上げる。少しだ。小走り、というのも大げさなぐらい。

辛うじて両足が浮く瞬間があるから、「歩いて」はいない。

歩幅を狭くして、息が切れないぐらい。

 

これが、いい感じなのだ。

ジョギングは、ゼエハア言いながら苦しい思いをする。苦行だ。その中に喜びを見つけよという、一種の宗教とでも言っていい。

しかし息が切れないので、苦痛がないのである。どこまでも、行かれそうな気分だ。

実際に「スロージョギング」という走り方があるようで、そこそこ理にかなっているのではないかと思う。

ミッツのスピードも上がり、いくらか負荷がかかっていることだろう。時々クンクンとパトロールのために止まるので、お互いにちょうど良い休憩になっている。

 

まだ目に見えるような効果はないが、運動をしているのだ、何かしら体に良い作用があろうと信じている。私にも、ミッツにも。

脱もっちり。

運動、再開。