「ちょっと可哀相よ。切ってあげた方がいいんじゃない?」
ミッツを散歩させていた時に、ご近所さんに言われてしまったのだ。
彼女自身もワンコ飼いで、犬のことを思って進言してくれたのは分かる。
この暑さである。長毛のミッツも暑かろう、ということだ。
私なりに結論は出ていたが、このように他人に言われてしまうと気持ちは揺らぐ。
実は通っていたサロンでトラブルになってしまい、行くところがなくなってしまったのである。
いや、サロン自体はたくさんあるが、ミッツが噛みついてトリマーさんにケガをさせてしまったのだ。
トラブルの直接の原因はそこではないが、噛み犬の面倒を見てくれるサロンを探す気力がなくなってしまった。そもそも問題犬を引き受けます、と謳っているところに行ってこれである。トラウマだ。もう誰の世話にもなりたくない。
で、長毛犬のカットについて調べていたら、ダブルコートはカットの必要なしとのことだ。特にポメラニアンは毛刈りによって新しい毛が生えにくくなったりする「ポメハゲ」などという状態があるくらいで、カットよりもブラッシングでアンダーコートを軽くしろとのことだ。これ幸いと、放置を決め込んだ。
そこでまず、娘達が「私達が切る」と言い出した。
これまでサロンで定期的に切っていたから何も言わなかったが、やはりこの季節にこの長さは可哀相だと言うことらしい。
そこへ来て冒頭のご近所さんだ。私の感覚がおかしいのか、心配になってきた。しかしどう調べても「ダブルコートはカットの必要なし」だ。
とは言え、寒冷地仕様のダブルコートである。さすがにこの日本のこの暑さ、ミスマッチだったのか。
分かった、切る。今後の毛生えに影響がない程度に、短めにするだけだ。私がやる。
コジマでハサミを買った。良く切れた。
あ、まだこれは第一段階、途中です!!
寝ている隙に、とりあえず上半身の切れるところを切れるったけ切ったところ。だから左右のバランスも良くないが。全体的にもうちょっと短くするつもりだ。
とは言っても、得てしてこういうものは、やっているうちに勝手にどんどん短くなっていくものである。結果的に娘達もご近所さんも納得いくようなスタイルになるんじゃないかと踏んでいる。
乞うご期待。