人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

The Blue ”SURF” Blues・4

その後調べていて、「一括査定」というものがあることを知った。一軒一軒こちらからアクセスするのではなく、こちらの条件を出して一括査定を担う業者に託し、何社か紹介してもらう方法だ。

確かに無駄はないがトラブルも多いようで、全くどこをとっても胡散臭い世界である。

しかし、査定までは無料だ。情報のない今よりはいいだろう。どこかに頼むことにする。と同時に、サーフの専門店を探した。専門店なら、間違いなく良心的だろう。

 

「もうホント、何を信じたらいいのか。消耗するわ。」娘ぶー子に愚痴ると、どこだか分からないがディーラーの知り合いがいる、と言って相談に乗ってもらったのだ。

1998年式ハイラックスサーフ、走行距離10km、マニュアル。

まずは買い取り価格の相場を知りたいと問うとしばらく間があってから、「150、もしかしたら200いけるかも。」という返事が来て驚いた。

ただし。

 

「状態が良ければ」。

 

「これ、四駆モードにしたりできるやつやね!?今でも人気あるよ。え?四駆効かんの!?ちょ、四駆効かんサーフかぁ、それはちょっとキツいなぁ(笑)え?エアコンも効かんのww 致命的や!」致命的な車に乗ってます・・・。

「ここまで古いとな、修理にどれぐらいかかるのか分からんのよ。開けてみないと分からんことも多いし、俺やったら怖いわ。怖い。またマニアックな車乗りよるなぁ(笑)」いつの間にマニアックになってたんです・・・。

「まぁ買い取り専門店でどんどん査定して貰って、そうすると相場みたいなん分かってくるから、その中で自分の希望額絞っていけばいいと思うよ。」

 

買い取る側の本音とサーフの現状が分かった気がした。

このサーフの「致命傷」を、業者がどう扱うのか。そこにかかっている。

 

その後、サーフの専門店にアクセスしてみた。

ハイラックスサーフのカスタムを専門的にやっているお店で、買い取り・販売もしているとのこと。

ここなら我が家のサーフを生まれ変わらせ、第2の人生を切り拓いてくれるかもしれない。多少買い取り額が低くても、理想的な別れができそうである。

サーフ愛を感じる良心的なお店で、返事にも誠意があるものだった。

しかし。

やはり致命傷はエアコンと四駆モードの故障だったのだ・・・・・。

 

「間違いなく希少でマニア必見の逸材」とのことだが、この程度の故障となると修理が高額になることが想像できる、とやんわり断られてしまった。

 

もやはガリバーの30が、破格に感じる。

ところがだ。

ガリバーは二重査定で悪名高く、最初に高額を出して契約に持って行き、あとで修理代を請求するケースが多発していた。

 

もう何を信じたらいいのか分からない。

欲をかかなければいいのだろうが、サーフが買い叩かれて部品取りにでもされるかと思うと悲しい。

 

できれば、サーフ愛のある誰かの手に渡って欲しい。