(土)9:00~ K社
(土)13:00~ N社
(土)15:00~ B社
(日)15:00~ O社
この週末で、査定を終えた。
どの業者さんもなかなか査定額を言ってくれず、「希望額」と「他社の査定額」を聞き出そうとするのは共通していた。ここは一貫して、他者の査定額関係なく御社の査定額を知りたいので、と通す。
心配したようなタチの悪い人は来なかった。まぁそれぞれ個性はあったが(笑)それが会社や営業所のカラーなのか、本人の個性なのかは分からない。
K社。
快活で、良く喋る。最初に会社の説明があり、「安心感」を売りにしていることが伝わって来る。
ネットで得ていた情報では、安心だが査定額は総じて安いとのことであった。
しかし安心感は大事だ。額によっては安心を取りたい。
ところが。
トラブル回避のため、問題になりそうなことは隠さず告知したが、エアコンの故障について「壊れていません。大丈夫です。」と言い切ってしまった。
絶対に、大丈夫じゃない(笑)壊れているのだ。持ち主が良く分かっている。
しかし、「今見たところ大丈夫なんで、OKです!」と。却って怖い。
その代わり、リアバンパーのへこみ部分を裏側から覗いたところ、内部にゆがみがあり、修復車(事故車)扱いになるとのこと。それにより、査定は大幅に下がるという。
結果、20万。
これって、エアコンに目を瞑って恩を売り、その分をバンパーで取り返しただけと違うの?
どのみち、壊れたエアコンを「OKです」なんていう人は、信用できない。
車は時間かけて見てくれ、二重査定はしないという安心感があっただけに、残念。
N社。
生真面目そうな若い男性。淡々と仕事をする。
バンパーのゆがみで事故車扱いになったことを言うと、「これなら大丈夫と思いますけど」と。N社では問題にせず。
契約後に減額はない、心配なら一筆書いてもいいとまで言ってくれた。
リサイクル料金や税金の戻り分の説明もあり、有効期限入りの金額提示カードというものに買い取り金額を書いてくれたりと、誠実さを感じた。良く見るとここにも、減額・返車はありませんと明記してあった。
気になる査定額は、35万。もうここでいいんじゃない!?という雰囲気に。
何しろ、疲れた。
そこで次のB社が来る前に、ダメもとで「50万なら今決めます」と言ってみた。
一応上に確認してくれたが、これはダメだった(笑)すでに限界まで頑張った額ですと。
そもそもまともに売れるとすら思っていなかったのだ。もう十分じゃないか。
B社。
二重査定で悪名高いところである(笑)もうN社に気持ちは傾いていたので、消化試合だ。怖いものはない。
まぁハイハイそうですかと聞いただけだったから、非常にシンプルで呆気ないものであった。20分程度で終わってしまった。
さすがです。45万の提示があったが、後が怖いので却下。
O社。
買い取り専門ではなく、カー用品の扱いで有名な大手だ。絶対的な安心感があった。
ここではN社で35万が出たことを言い、査定をお願いした。同額程度なら、こちらにお願いしたい。
出張はやっていないので店舗まで出向いたが、1時間ほど待つことになる。休憩室があったので、そこで時間を潰す。近くに飲食店もあったので、待つのに困ることはなさそうだ。
「えーっと・・・、うちは全て機械入力になっているので、年式の古い車はここで普通0円になってしまうんです。」
担当してくれた整備士さんらしき人が申し訳なさそうに言う。
「それでも直接本社にかけあいまして、何とか出せるのがここまでになってしまいます。」
20万であった。
これが安いことは承知の上で申し訳ない、というのが伝わって来た。
「RV車をマニュアルで乗りたいって人はいます。これならボンネットと屋根部分の塗装をして、他の部分は綺麗ですし、全然いけますよ。」
車が好きな方なのか、名残惜しそうに話してくれた。
「RV専門店とかに行くといいかもしれません。」
そんなアドバイスまでくれ、あぁ私もO社に買い取って欲しかったという気持ちである。
番外編、T社。ディーラーの買い取り。他にも査定をしてるか聞かれ、電話の時点で「うちは多分無理です。」とのこと(笑)
ということで、N社にお願いすることになった。
契約はこれからだが、全て終わるまで全く安心できん。
いっそ金額の付かないポンコツだったら、こんな悩みもなくて済んだのに。
しかし25年も乗って来た愛車が最後に残してくれたプレゼントだと思うと、泣けてくる。
一体真っ当な査定額はどんなものだったのか、結局謎だ。
真っ黒い世界である。精神的に疲弊した。
ところでN社だが、買い取りの評判はそんなに悪くないのだが、販売の方はボロクソ言われている。他よりも高く買い取り、そこへ強引に高額なオプションを付けて売っているらしい。
できれば綺麗に直すところは直し、トラブルなく喜んで買い取られて行って欲しかった。
まぁ完璧を求めたらきりがない。どうか愛される形で売られますよう、心から願う。
お別れまであと10日。