グズだ。真性グズ。
出掛けようと思って時間通りにいった試しがない。
自覚はあるので、これでも努力はしているつもりだ。
やりたいことをギリギリまでやってしまうという習性があるから、やりたいことの前にできるったけ準備はしておく。
今日のお出掛けは、犬を病院に連れて行くこと。
車の後部座席にシートを敷き、犬バッグに水のペットボトルを入れておく。
自分自身の準備は、バッグの他に検査の承諾書と問診票。時間潰しの本。
雨か。小降りだったら傘はいらないが、この様子では結構酷いままだ。傘も用意。
鍵、OK。スマホ、OK。
今回ギリギリまでやるだろう「やりたいこと」は、ブログの下書きだ。
病院の予約は9時30分。9時15分出発でお釣りがくるぐらい。
今度こそは大丈夫。
パソコンの前に座り、下書きを始める。
9時12分。
9時13分。
9時14分。
抜かりはないぞ。ちゃんと時計は見ている。
9時15分。もうちょい。・・・これがいかんのだ。なぜかもうちょっといける気がしてしまう。今日こそは余裕をもっていきたいのだ。ここで終わり。
まずは荷物を車に、次にミッツを車に。・・・おいー、もうおしっこですか。目の前の道路でシー。
雨だからそのままでもいいと思ってしまうが、誰が見てるか分からない。水を流さなくては、犬バッグ・・・、ない。
犬バッグ忘れていた、犬部屋まで取りに戻る。
道路に水を撒いていたら、ゴミ収集車が入ってきたのだ。ハッ、今日は燃えるごみの日。
ってか、ここ袋小路だから、これが出るまで私も出られない。
ゴミ箱の蓋を取って差し出し、できるだけ速やかに去ってもらえるよう見守る。
運転席に乗り、いざ車を出そうとすると、今度は違う車が道を塞いだ。
何か持ってこっちに向かっている。
「どうもどうもすいません、これ!」
宅急便だった。うち宛て。
「今ハンコないですが。」
「いいですいいです、お名前間違いありませんね?」
彼は窓から荷物を渡して来た。まぁ再配達よりお互いにこの方がいいだろう。
さて、急げ。アクセルを踏み込んで、また私はブレーキを踏んだ。
はよどいてくれんか宅急便、と思ったら、また違う車が停まって道を塞いでいるのである。
ああ?
さすがに焦って来た。後ろにつけてクラクション鳴らしてやるか?
しかしその車から出てきた男性は、肩から提げた袋を掲げて私に見せ、こっちに迫って来る。
牛乳屋(笑)
ペコペコ頭を下げているが、いいいい、そういうのいいから早く~~!!
やっと袋小路を出て病院に向かうと、こういう時に限って信号に引っかかるのだ。
幸い病院に着いたのは時間ピッタンコ。しかもちょっと並んでいたので「私のせいじゃありませんよ」。
こうしてミッツを検査に預けてきたところだ。
ギリセーフと言っていいと思うが、それにしてもなぜギリ?
どんなに備えても、必ず何かしらが起こるのだ。
それを見越してもっと早く家を出ろということか。
みなさんそんなに早く家出てますの??私の感覚が根本的におかしいのだろうか?
今度は4時に迎えに行かなくてはならない。
犬の準備がない分ゆっくり出来そうなんだが、こういう考え方がいけないのか?
早く着いただけ損をしたような気持になってしまう。
子供の頃から、遅刻魔だった。
一生直らないのかなぁ。