「ホラーとコメディ来たけど、どっちがいい??」え!?
「じゃあ適当に取るから、そっちで。」裏返したディスクを取る。
・・・・・ホラーでした(笑)
監督:中島哲也
キャスト:妻夫木聡、岡田准一、黒木華、小松菜奈
幼い頃、この地域には子供をさらう妖怪がいると聞かされてきた田原秀樹。そして実際、一人の女の子が消えていた。
「ヒデキのところにも『来る』よ。」その子はそんな風に言っていた。それがずっと心に引っかかっていた秀樹。
何事もなく大人になり、結婚し、幸せな家庭を築いてとうとう待望の子供も産まれたのだ。
嬉しくてたまらない秀樹は舞い上がり、イクメンアピールのブログの投稿に夢中。
そんな幸せの絶頂で、突然訪れた異変。
荒れた部屋の中で、子供を抱いて怯える妻。
「・・・来たのか・・・?」
妻子を守るため、奔走する秀樹。
紹介された霊能者は誰もが「あれ」の力におののいていた・・・。
などと言うといかにもな定番ホラーだが、実は全然怖くなかったのだ。それよりもストーリーの展開が気になり、ワクワクした。
ホラー要素よりも、人間の狡さ、弱さが絡み合い、心の闇と戦いながら生きていくキャラクター達の変化が見どころだ。
たったひとり純粋な存在である秀樹の子供が、彼らを試すようにそこにいた。
彼らは子供を守れるのか。
対する霊能者達の頼りがいが、救いだ。
どんどん人が死ぬ、血まみれのシーン、現実味のないいかにもなホラーも、「人間臭さ」を極端なまでに出したストーリーと絡んで自然にまとまっていた。
ただ肝心な「あれ」って何だったの??というようなスッキリしない部分も残り、ちょっと消化不良だったかな??
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆