「映画」を観た~!という気持ちになった。
監督:クリストファー・ノーラン
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙
「夢」を共有し、その夢の中で相手から情報を抜き取る技術を持つコブ。
その技術をサイトーに買われ、「抜き取り」ではなく「埋め込み(インセプション)」をやってくれ、と頼まれる。
夢の奥深くにもぐりこみ、気づかれないように自然に、ある意識を埋め込んでしまう。それは現実社会にまで影響し、運命を変えることができるのである。
実はコブは妻を亡くし、子供と離れる生活を余儀なくされていた。
サイトーは子供との再会を約束してくれる。
インセプションには危険が伴うが、コブはその仕事を引き受けるのであった。
夢の、夢の、また夢。
奥深くなるほど不安定になる夢の中で、「夢を守る」ターゲットとの戦いが始まる。
しかし最大の敵は、コブの夢に現れる、亡き妻であった・・・。
いや~~、難しい、ややこしい!
こういった架空の世界というものには独特のルールや世界観があり、ついていくのが難しいのだ。
特に序盤は何が何だかさっぱり分からないところからのスタートである。色々と推察しながらストーリーを追わなくてはならないので、非常に疲れる。
それでも大まかな輪郭だけつかめれば、十分楽しめる内容になっていると思う。
ストーリーは、依頼人との契約の遂行に、コブの心に巣食う亡き妻への罪悪感が絡んでくる。
その罪悪感はコブの夢に現れ、邪魔をするのだ。
愛する妻をいつまでも夢の中に見るコブの心情が切ない。
ところで日記の方に何度か書いているが、私は「夢」というものがとても好きなのだ。
あの不思議で支離滅裂でちょっぴり怖いような懐かしいようなとりとめもない世界。
寝起きに夢を思い返し、何度もそれを繰り返しているうちにまた寝てしまう、というのは休日に良くあるパターンだ。
そんな「夢」が、リアルに目の前で映像となって現れるのである。そちらの魅力でも楽しませてもらった。
あの「夢」を見るためだけに、DVDが欲しいぐらいだ(笑)
ぽ子評価のオススメ度 ★★★★☆
ぶー子のオススメ度 ★★★★☆~★★★★★
濃ゆーい映画。常に緊張感がありグダることなく観れた。サイトーのこき使われ具合にワロタww