イオンに行った。
比較的近所にイオンモールがあるので、時々行ってはフィーバーして帰って来るのだ。
この時は商品券の手配と言う事務的なものだったが、娘ぶー子もついて来るというのでついでに軽くショッピングでもしていくことになった。
ところが私達夫婦が見るのは、もっぱら食べ物か酒だ。すぐにぶー子とは別行動になった。
「新しいお店、入ったんだね!」と再び合流したぶー子が言ったそのお店は別に新しくもなかったのだが、「可愛いぬいぐるみがあったんだよ!」と興奮しているので、一緒に行ってみることにしたのだ。
そのぬいぐるみは「もふお」と言うらしく、私の中では勝手に「モフ男」と変換された。一体なんのぬいぐるみだよ、モフ男って・・・。
「何って、何だろう??う~ん、何とも言えない、もふおはもふお・・・。まぁ見ればわかるよ!凄く可愛いの。」
お店に着き、ぬいぐるみの売り場に着く。
私はひとつずつぬいぐるみを見て、「モフ男」と思しき可愛いやつを探した。
モフ男だ。まずモフモフしているだろう。それが「男」というのが難しいところだ。オスのモフモフしたやつ。
「あ、これこれ!!・・・あれ??」
ぶー子が手にとったそれは、全く「モフ」でなかったばかりか可愛くもなく、色々と裏切られた気分である。
「良く見たら、『Funio』だった(笑)」
フニオ。
確かに何となくフニオだ。
でもこれ、可愛いか??
「モフ男」という名にふさわしいぬいぐるみも怖いが、この雪男みたいなフニオも、ぬいぐるみとして需要があることに驚きである。
フニオ。